意外と簡単?振袖のたたみ方を画像付きでご紹介します!

振袖を片付けるときに困るのが、たたみ方。洋服と同じようにたたんだらいいのか、それとも振袖用のたたみ方があるのか、戸惑う人も多いことでしょう。そこで、振袖のたたみ方についてご説明します。

1.振袖のたたみ方

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振袖をはじめとする着物はすべて、直線的に切った生地を縫い合わせて作られています。そのため、縫い目に合わせてたたんでいくと、生地にシワがほとんどつくことなく、しかもコンパクトにたたむことができます。 また、振袖は、床に広げてたたんでいきます。たたむ前には、床やたたみをきれいにしておきましょう。 それから、振袖を脱いですぐにたたむのはNGです。

 

まずは、振袖と長襦袢を別々に着物ハンガーにかけて2~3時間ほど風を通し、湿気をとっておきます。 刺繍などが入っている振袖や、金などを使った金彩加工がほどこされている振袖をたたむ場合は和紙を用意し、刺繍や金彩加工の部分がほかの生地とじかに接しないようにはさみこみながらたたんでください。 たたんだ後はたとう紙に包みます。たとう紙に包んで収納することで、ほかの着物とすれて痛むことを防げ、汚れもつきにくくなります。

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2.長襦袢

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長襦袢も、正しいたたみ方をすることでシワを防ぎ、コンパクトに収納できるようになります。 長襦袢をたたむ前は、振袖同様、しばらく風を通して体温や湿気を飛ばしておきましょう。 また、たたみ方は振袖とは少し違うので、ご注意を。図をしっかり見ながら挑戦してみてください。 長襦袢は、たとう紙に包む必要はありません。たたんだら、そのままたんすに収納してください。

3.袋帯

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袋帯をたたむときには、まず、和紙を筒状にしたものを3本ほど用意しておきましょう。刺繍や金彩加工がほどこされているものをたたむときは、和紙を何枚か用意しておきます。 たたむときには、刺繍や金彩加工の施されている部分には和紙を挟み込みます。折り目には筒状にした和紙を入れて、折り目がつくのを防ぎます。 たためたら、振袖同様たとう紙につつんで収納してください。

4.和装コートの畳方

 

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寒い時期に着物の上に着る、和装コート。ハンガーに吊るして保管できる和洋兼用の和装コートもありますが、そうでない「道行コート」や「道中着」などは、どうたたんでいいか戸惑う人もいることでしょう。 コートのたたみ方は、「襦袢たたみ」というたたみ方をします。名前からわかるとおり、襦袢と同じたたみ方です。襦袢のたたみ方の図を参考にしてたたんでください。

スナップがついている道行コートをたたむ場合は、スナップの跡がつかないよう、スナップの上に小さな和紙や布を乗せておくといいですよ。 たたむ前には振袖同様しばらく吊るしておくのも忘れずに。たたんだあとは、たとう紙につつんで保管します。

5.羽織のたたみ方

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羽織のたたみ方は、以下のとおりです。基本的に振袖と同じようなたたみ方をしますので、振袖のたたみ方も参考にしてください。

  1. 羽織紐を外す
  2. 左に衿、右に裾がくるようにして平らに広げる。後ろの衿は手前に倒す
  3. 左前身頃の衿と、右前身頃の衿をぴったり合わせる
  4. 左前身頃のマチと右前身頃のマチを合わせる。これで身頃と袖がぴったり合うはずです
  5. 左袖を、身頃の上に折り返して重ねます
  6. 右袖は、身頃の下に折り返します
  7. 長羽織の場合は、裾を袖の下あたりで折り返します。短い羽織の場合は伸ばしたままで大丈夫です

 

6.腰ひものたたみ方

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着付けの必需品のひとつ、腰紐。適当に巻いておけばいいのでは、と思う人もいるかもしれませんが、実は腰紐にもたたみ方があります。 図を見ながら、腰紐のたたみ方を説明していきましょう。 たたむ前には、振袖や長襦袢同様少し干して体温や湿気を飛ばし、腰紐のシワを軽く伸ばしておいてください。

  1. 腰紐の先端を斜めに折ります。先端の角が、腰紐の端のラインと合うようにたたむといいですよ(図②参照)
  2. 次に、腰紐の端を反対側に折ります。1.同様、角を腰紐の端に合わせるようにたたむようにしてください(図③参照)
  3. 1.~2.を繰り返して折っていきます。折っていくうちにきれいな五角形ができればOK
  4. 残った先端を中心部に挟み込みます 難しそうですが、やってみると意外と簡単。すぐにコツがつかめると思います。

このようなたたみ方をしておくと、腰紐がしわになりにくく、次に使うときも使いやすいですよ。 なお、中に芯が入っている伊達締めは、このようなたたみ方をすると芯が曲がってしまいます。それを避けるため、くるくる巻くか、芯の部分を避けて折ってたたんでください。

まとめ

決して安いものではない振袖や袋帯。丁寧に保管して、いいコンディションでまた着られるようにしておきたいものですよね。そのためにも、シワのない美しい状態でしまえるよう、たたみ方を覚えておくことをおすすめします。慣れると簡単にたためるようになりますので、ぜひ図を参考にやってみてくださいね。