振袖が成人式当日に着られない?!ハプニングを防ぐためにできること

成人式に着る振袖には、人それぞれの想いが詰まっています。母親から譲り受けリメイクして着る振袖。憧れのお姉さんのおさがりの振袖。友達と一緒に選んだ振袖、などなど。

しかし、一生に一度の記念日である成人式当日に「振袖が着られない!」というハプニングに見舞われた方々も中にはいらっしゃいます。大切な日に何故そうなってしまったのでしょうか?ハプニングを防ぐにはどうすればいいのしょうか?

成人式の振袖について少し立ち止まって考えてみましょう。今後の成人式を安心して迎えるヒントになります。今回の記事では、あなたが安心して成人式を迎えられるためにできることをいくつかご紹介しましょう。

1.成人式当日なのに、ハプニング続出!

成人式は毎年大雪が降り、悪天候の中振袖姿で歩く女性は大変ですよね。しかし、成人式でのハプニングは雪だけではありません。こんなハプニングがあなたを待ち受けているかもしれません?!

①振袖着付けやヘアメイク店と連絡が取れない

今年話題となったニュースで、振袖業者と当日連絡が取れなくなったという痛ましいニュースがありました。既に予約金を払っていた多くの新成人が、当日着る振袖やヘアメイクの手配ができず、会場で路頭に迷ってしまうという前代未聞の事件です。

このような事件は二度と起きないことを願いますが、成人式は一生に一度の式典ですので予約は非常に大切な選択となります。

②振袖にシワや汚れがあった

一年前に振袖を購入してから一度も振袖を着ていない。成人式当日に着付けしてもらおうとしたら、裾におかしなシワができていた!こんなハプニングもあるかもしれません。

振袖は本来、刺繍や型染めなど職人による手仕事の集大成。洋服のオートクチュールのように注文から納品まで時間がかかる種類の衣服です。そのため、成人式前に写真を撮る前撮り時期に合わせ、振袖購入は1年以上前に済ましている人も珍しくないのです。しかし、その分「振袖はもう手元にあるから安心」と購入後は振袖の存在を忘れている方もいるようです。

③待ち合わせしていた友達に会えない

「〇〇駅の北口に10時に待ち合わせしよう」と友達と約束していたのに、当日友達に会えない。こんな事態もあるかもしれません。LINEなどのSNSが通じるのであれば、まずは連絡して返信を待ちましょう。10分以上待っても来ないのであれば、電話もしましょう。もしかすると、電車遅延や何かのトラブルかもしれません。

④雪で転倒!

成人式の日は決まって雪が降る気がしませんか?着慣れない振袖に重たいショール、それとは対照的な草履で、足元を救われてしまう方も多いのです。

 

2.どうすればハプニングを防げるの?

さて、成人式は一生に一度の式典ですので、できるだけ晴れやかな気持ちで迎えたいものですよね。ハプニングを防ぐには、事前準備が肝心です。

①振袖店選びは本当に大切!価格やデザインだけで決めない

振袖は本来、高級品です。いつものレストラン予約、レンタカー予約とは訳が違うので、選ぶ業者も信頼ができる業者を慎重に選びましょう。

現在はバブル期と違い、振袖の最多価格帯は低価格(~10万円台)から中価格(~20万円台)までが売れ筋です。ネットの普及で、実際の店舗がないネット通販で振袖も気軽に購入できるようになりました。しかし、その分振袖についての知識に乏しい店も多く見受けられます。

最近ではネットでの振袖業者が急増しているため、どの業者が信頼できるのかは一見して分かりづらくなっています。他の業界でも言えることですが、ネット店舗は実店舗と比較すると手軽に営業できる反面、簡単に閉鎖することもできるのです。

日本人女性として晴れ姿を親にみせたい、胸をはって式典に参加したい。こんな気持ちで振袖を着るのであれば、振袖選びは価格とデザインも大切ですが、販売会社の信用度(運営歴、キャンセルポリシーなど)も併せてチェックしましょう。

②成人式当日までに振袖のチェックをしよう

振袖購入後も、成人式の2~3週間前には一度シワや汚れがないか全体的にチェックしてみましょう。たたみ方は、以下の記事で解説していますので是非ご参照ください!

意外と簡単?振袖のたたみ方を画像付きでご紹介します!

③連絡が取れない時の約束事を決めておく

友達に会えない場合は、どうすればいいでしょうか?もし待ち合わせしている友達が複数人であれば、「先に行くから、着いたら連絡して」とメッセージを残して、その他の友人と一緒に会場に向かいましょう。

事前に「もし会えなかったら〇〇しよう」と友達同士で決めておくのも、大切です。電車遅延や雪での転倒、当日の発熱など、さまざまなハプニングがある可能性がゼロではありません。

④靴から草履に履き替えよう

振袖で雪の中成人式に向かうのであれば、安全で防水使用のブーツで駅まで行きましょう。

その上で、駅や会場で草履に履き替えればいいのです。ビニール袋とエコバッグがあれば大丈夫。少々かさばりますが、雪の中転倒するよりはよほど良いでしょう。

まとめ

女性にとって成人式で振袖を着るというには、一生に一度の誇らしい瞬間。大切なご家族の方への恩返しでもあります。

当日のハプニングを避け、思い出深い成人式にしてくださいね。