貧血とまではいかなくても、気分が悪くなったりすることもあるでしょう。
体調が悪くなって成人式や同窓会などせっかくのイベントが楽しめず後悔しないようにするには、最低でも数日前から体調管理に気を配る必要があります。
今回は、振袖で貧血を起こさないための体調管理のコツや、当日疲れないためのポイントについて解説します。
目次
1.振袖で貧血になるのは寝不足や強い締め付けによることが多い
振袖姿で貧血になる理由として、寝不足や振袖を着る際の強い締め付けが考えられます。
成人式が楽しみすぎたり、緊張などから寝不足になると、普段は貧血なんて滅多に起きない人でも貧血を起こす可能性もあります。
また、振袖を着る際には普段よりも体を強く締め付けられることで貧血を起こしやすい状態になります。
2.十分な睡眠と必ず朝食を摂るのがポイント
成人式の日は振袖姿で写真を撮ることも多いでしょう。久しぶりに地元の友人にも会うでしょうし、お肌もいい状態で当日を迎えたいものです。
- 貧血防止のためだけではなく、最低でも数日前から十分な睡眠をとり、食事もバランスよく摂るよう心がけましょう。
- 前日の入浴はシャワーだけでなく湯船に10分ほど浸かってリラックス
- 睡眠は7〜8時間摂るのがベスト
- 当日は朝食を抜かない(腹6〜7分目程度)
- 当日は軽くつまめる一口大のお菓子などを用意しておく
- 日頃から帰宅時のうがい・手洗いは忘れない
- 体調を崩したら早めに対処する
- 二日酔いにならないよう前日は飲酒を控える
前日の入浴でリラックスして十分な睡眠を摂れば、むくみや化粧ノリ、目元のクマなどの改善につながります。また、当日は準備で朝が早くても朝食を抜くのはやめましょう。水分も摂ってください。
振袖を着るときに苦しいから朝食は食べられない、という人もいるかもしれませんが、空腹では血糖値が低くなり、貧血を起こしやすくなります。
ほどほどの量を食べて行ったほうが気持ちも落ち着きますし、元気も出ます。小さめのおにぎりやパンなどエネルギーになる炭水化物がおすすめです。
また、途中で空腹になったときも気分が悪くなったりしますので、手軽につまめるお菓子などをもっていくのがおすすめです。メイクが落ちてしまうので、一口大のものがいいでしょう。
すでに20歳になっている人は、成人式前にも飲酒する機会があると思いますが、二日酔い防止のためにも前日の飲酒は控えましょう。
3.振袖の締め付けを軽減するにはお腹周りと胸周りがポイント
振袖は着崩れないように帯周りをたくさんの紐で結びます。そのため、普段よりも体が締め付けられて苦しいと感じる人も多いでしょう。
また、フラットな体型に補正するためウエスト周りをタオルやガーゼで巻くためさらに窮屈に感じるかもしれません。
振袖の締め付けを軽減するポイントは、お腹周りと胸周りにあります。
3-1.朝食を摂ることでお腹周りのゆとりを作る
振袖を着るときに苦しくなるから、と朝食を抜こうと考える人もいるでしょうが、実は逆効果です。
空腹の状態で振袖を着付けると、胃が全く膨らまない状態ですからお腹周りにゆとりが生まれず苦しくなってしまいます。
適度な食事をした後であれば、胃が程よく膨らんだ状態で着付けし、時間が経つにつれて消化されることで胃が収縮した分ゆとりが生まれます。
3-2.胸周りの紐を結ぶ際は息を大きく吸う
振袖の着付けで胸周りに紐を結ぶ際に、大きく息を吸うのがおすすめです。
お腹周りと同様、大きく息を吸った状態で(肺が膨らんだ状態)紐を結べば、呼吸によって胸周りにわずかなゆとりができて、長時間着ていても耐えられます。
また、当日は和装用のブラジャーを用意するのも1つの方法ですが、ノンワイヤーのブラジャーでも代用できるケースもありますので事前確認をおすすめします。
4.振袖で貧血を起こさないために睡眠不足と朝食抜きは厳禁
成人式の振袖が苦しくて貧血を起こす人も少なくありません。
貧血を防ぐには、前日はゆっくり湯船に浸かって入浴し、7〜8時間の睡眠を摂ること、当日の朝食は少しでも口にすることをおすすめします。
また、振袖の着付けで胸周りの紐を結ぶ際は大きく息を吸った状態で行うと胸元に適度なゆとりが生まれて長時間の着用に耐えられるでしょう。