振袖が苦しいときの対処法を今のうちに要確認!3つのポイント

振袖が着崩れないようにしっかり帯などでしめられるため、途中で苦しくなるのではと思う方も多いようです。

しかし、着付け方によってはその苦しさが軽減されることもあります。また、着ている最中に苦しくなった時の対処法も知っておくといざという時に安心できるでしょう。

今回は振袖が苦しい時の対処法とともに、苦しくなりにくい着付けのポイントもご紹介します。

1.振袖を着ると苦しくなるのは着崩れ防止のため

振袖を含め、着物には基本的に洋服のようにボタンやファスナー、ゴムベルトなどはついていません。そのため、身体を動かした際に着崩れないように帯などでしっかりとしめられます。

余分な隙間があると着崩れる原因となりますし、胴体のラインの凹凸がないほうが美しく見えるため、タオルなどを巻いて補正するケースもあります。

特に成人式などで振袖を初めて着る方にとっては、普段身につけている洋服と比べてかなり身体を締め付けられると感じることも多いでしょう。

2.振袖が苦しくならないための着付けポイント

着付け
着慣れない振袖で苦しくならないためには、着付けの段階でポイントがいくつかありますのでご紹介します。

2-1.下着は和装用またはノンワイヤーのスポーツブラがおすすめ

振袖の胸元はなるべく平になるように押さえられるのが一般的です。そのほうが帯揚げが乗って着崩れも防げるからです。

そのため、一般的なワイヤー入りのブラをつけたまま振袖を着付けてしまうと、みぞおち部分の紐とあたって痛くなりやすいので注意しましょう。

ノンワイヤーのスポーツブラや和装用ブラを着けるのがおすすめです。

2-2.腰紐は良質のものを選ぶ

腰紐は振袖の裾を支える重要な道具ですが、良質のものはキツく締め付けなくても着物をしっかりホールドしてくれます。

幅が太く厚手の腰紐は振袖の重みに耐えながら身体を締め付ける力を分散してくれるため、身体への食い込みが抑えられます。

特におすすめなのは、ゴムベルトの腰紐です。着心地もよく、振袖にシワがよりにくいのも大きなメリットです。伊達締めにもシャーリングが入ったものやベルクロテープでしめるタイプを選ぶといいでしょう。

2-3.紐を結んでもらう前に深呼吸

成人式の準備は時間の勝負です。プロの着付師が着崩れないように紐をしめてくれるのですが、ついつい息を止めてしまう方も多いようです。

しかし、それでは後で呼吸もしづらく酸欠になってしまいますから、胸に紐をかけてもらう際には大きく深呼吸して胸を目いっぱい広げた状態でしめてもらうことをおすすめします。

2-4.着付けの段階でキツいと感じたらすぐに伝える

着付けをしてもらっている時点でキツい場合はすぐに伝えましょう。紐を少し緩めたりして対応してくれます。

後で自分で調整しようとして着崩れてしまうよりも、着付けのプロに頼んだほうが着崩れない範囲で緩めてくれるので安心です。

3.振袖の着用で苦しくなったときの対処法は3つ

振袖が苦しいときの対処法を今のうちに要確認!3つのポイント
着付けてもらったときは平気でも、後から苦しくなることもあるでしょう。
そんなときは次のような対処法をとってください。

3-1.帯締めや紐を少しだけ緩める

帯締めや紐を緩めると苦しさが軽減されますが、やりすぎると着崩れてしまいます。
両手で帯締めを掴んで少しだけ調整してみましょう。

帯締めを緩めても苦しい場合は、帯揚げの内側にある紐を自分と反対側へ引っ張ってみましょう。紐は見えたままにせず、帯の中に押し込みます。

3-2.帯を下に引く

帯が苦しいときは、帯の下の方を下へ引き、上にゆとりを持たせます。強く引くと帯が緩みすぎてしまうので、少しずつ状態を確認しながら調整してみましょう。

3-3.胸紐を結び直す

帯を調整しても苦しさが改善されない場合は、胸紐を結び直します。
息を大きく吸ってから、みぞおちを避けて結び目を作ります。

4.振袖を着て苦しくならないためには事前準備と着付け段階のポイントが重要

振袖は着崩れないようにキツめに着付けられることも珍しくありません。

振袖を着慣れていない方にとって、帯や紐でキツく締め付けられると苦しく感じるでしょう。せっかくの晴れ着姿も楽しめなくなってしまいます。

そうならないためには、下着選びなどの事前準備と着付け段階のポイントが重要です。
今回ご紹介したポイントを参考になさってください。

また、振袖については他にも気になる点がある方もいらっしゃるでしょう。振袖専門店の一蔵には振袖に関するプロのスタッフが揃っています。
お嬢様の成人式には振袖をとお考えでしたらまずは一度、気軽にご来店ください。

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