一生に一度の成人式で華やかな振袖を着るなら、髪型も振袖に合うものを選びましょう。成人式は前撮りで写真撮影したり、当日は学生時代の友人と再会したりと、見た目に気を遣う機会が何度もあります。せっかくの成人式を楽しむためにも、髪型のセットは重要です。
しかし、成人式で着る振袖に合う髪型が分からない女性も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、成人式の前撮りで綺麗に写るためのポイントや、振袖に合う髪型をショート・ミディアム・ロング別に紹介します。
目次
1.成人式の前撮りで綺麗に写るためには?
成人式の前撮りで綺麗に写るためには、振袖に合ったメイクや髪飾りを考えるだけでなく、髪型のセットも重要となります。
成人式本番と同様に、前撮りも基本的には1回のみのイベントです。撮影した写真は一生ものとなるため、事前にどのような髪型が合うかをしっかりと決めておきましょう。
髪型は、顔の形や振袖に合わせて決めることがポイントです。
振袖の柄は大きく分けて古典柄とモダン柄があり、それぞれデザインや色の印象が異なります。古典柄の場合は上品に見えるアップスタイルが定番である一方、モダン柄の場合はダウンスタイルがおすすめです。
また、振袖に合う髪型は髪の長さによっても変わります。髪の長さはウィッグを使うことでも変えられるものの、まずは今の長さに合った髪型を探してみてください。
以下では、ショート・ミディアム・ロングの順に、振袖に合う髪型を4つずつ紹介します。
2.【ショート・ボブ】振袖に合う髪型
まずは、ショート・ボブで振袖に合う髪型を紹介します。
ショートヘアは、基本的に髪をボリュームアップさせることがポイントです。
「ショートヘアやボブヘアはできる髪型が少ない」と思っている人も、紹介する髪型を参考にヘアアレンジを楽しみましょう。
2-1.シニヨン
髪を後ろでまとめるシニヨンは、古典柄の振袖と合う定番の髪型です。髪をまとめることでうなじから首筋のラインを見せられるため、成人式で大人っぽい髪型をしたい人に向いています。
シニヨンは髪のまとめ方によって、編み込みヘアやお団子といったアレンジができることも特徴です。まとめる部分の根元をやや上側に持ってきて、うなじを美しく見せることを意識しましょう。
2-2.ポンパドール
ポンパドールは額が見えるように前髪をアップにして、後ろでまとめる髪型です。まとめる際にふくらみを持たせることで、髪量をボリュームアップして見せられます。
ポンパドールは、アップの具合で印象が大きく変わることが特徴です。オールバックにするとクールさが強くなり、モダン柄の振袖と合います。一方、横流しにすると上品さが出て、古典柄に合うアップアレンジです。
2-3.ロープ編み
ロープ編みとは、毛束を2つ作って交互に編む髪型です。ロープ編みは編み込みを作る位置・本数によって印象が変わり、古典柄・モダン柄のどちらにも合わせられます。
古典柄に合わせる場合は、ロープ編みを左右で2本作り、後ろで2本のロープ編みをまとめましょう。モダン柄に合わせる場合は、サイドの髪でロープ編みを作るカチューシャ風がおすすめです。
2-4.レイヤー
レイヤーは髪の長さに段差を作り、髪全体を軽く見せられる髪型です。普段のヘアスタイルとしても人気の高いレイヤーは、全体のバランスを整えることで振袖にも合います。サイドは耳を出して、後ろ髪は首筋にかからないことがポイントです。
レイヤーは立体感が出せるため、現代的なモダン柄の振袖と合います。動きをよく見せるために、ウェーブやカールを入れるアレンジもおすすめです。
3.【ミディアム】振袖に合う髪型
続いて、ミディアムで振袖に合う髪型を紹介します。
ミディアムヘアは選べる髪型が多く、どのような髪型が振袖に合うか迷ってしまう人も多いでしょう。成人式スタイルの髪型は、髪が着物にかからないセットが基本であるため、後ろ髪を上げるアップスタイルが人気です。
3-1.サイドアップ
サイドアップは髪を左右どちらかのサイドにまとめる髪型です。セミロング程度の長さがあれば十分ヘアセットでき、サイドにまとめることで顔周りをすっきり見せられます。
サイドアップはセットしやすく簡単アレンジができる、古典柄に合う髪型です。サイドにまとめた髪でゆるく編み込みアップにするアレンジは人気があります。
3-2.メッシ―バン
メッシーバンとは、ゆるく崩したお団子のことです。がっちりのお団子ヘアスタイルではなく、わざと崩すことでこなれたルーズ感を演出できます。
メッシーバンのお団子はトップに作り、空気を含ませるように崩すことがポイントです。お団子ヘア自体は古典柄の振袖とよく合うため、メッシーバンも古典柄の振袖と合います。
3-3.ハーフアップ
ハーフアップは後ろ髪の上半分だけをアップにする髪型です。後ろ髪を高めの位置で結び、トップを引き出してバランスよく整えるだけと簡単であり、カジュアルな見た目はモダン柄の振袖と合います。
ハーフアップはアレンジの種類が豊富なことも魅力です。くるりんぱやお団子、編み込みなどを加えて、自分に合う髪型を探してみましょう。
3-4.サイドダウン
サイドダウンは、左右どちらかにまとめた髪を肩口へと流す髪型です。ミディアムのサイドダウンは肩口にかけることで大人な雰囲気を出せます。
サイドダウンは髪に縦のラインを作り、軽やかな動きを見せられることが特徴です。まとめた髪に髪飾りをつけて流すことでカジュアルさが出て、モダン柄の振袖とよく合う髪型となります。
4.【ロング】振袖に合う髪型
最後は、振袖に合うロングの髪型を紹介します。
ロングヘアは豊かな髪量を活かしたアレンジがしやすいため、振袖の定番であるアップスタイルでさまざまな髪型を楽しみましょう。
同じ髪型でもしっかりまとめるか、ゆるく整えるかの違いで雰囲気を大きく変えられます。
4-1.新日本髪スタイル
新日本髪スタイルとは、伝統的な島田髷に近い見た目が作れる髪型です。現代では島田髷はかつらを使うことが多いものの、新日本髪スタイルは地毛結いができます。髪をしっかりアップにするため、耳からうなじのラインが美しく出せることが特徴です。
新日本髪スタイルは古典柄の振袖に合います。長い髪でなければ地毛結いできないため、ロングでおすすめの髪型です。
4-2.ウェーブ
ロングのウェーブヘアは、個性的でオシャレなシルエットを作り出せる髪型です。前髪からトップはウェーブで流し、後ろはギブソンタックでまとめると重すぎないカジュアルな雰囲気となり、モダン柄の振袖と合います。
レトロ感も取り入れた成人式ヘアスタイルにしたい場合は、髪の毛表面に大きなウェーブを作るフィンガーウェーブにしましょう。巻き方で印象を変えられることがウェーブの魅力です。
4-3.くるりんぱ
髪を簡単にまとめられる人気の髪型であるくるりんぱは、モダン柄の振袖と合います。ロングヘアも毛束を作り、結び目をゆるめて毛束を通すことで手軽にアップスタイルにできます。
ダウンスタイルのくるりんぱで、毛先の軽い動きを出すこともおすすめです。ウェーブと組み合わせたり、三つ編みアレンジでラプンツェルヘアを作ったりと、自分なりのアレンジを楽しんでみてください。
4-4.ツインテール
ツインテールは髪を左右2つに分けて束ねて、可愛さを強くアピールできる髪型です。髪を束ねる位置によって印象が変わり、高めに束ねると幼さが出て、低めにするとガーリーな見た目となります。
モダン柄の振袖と合うツインテールは、アレンジを加えることがおすすめです。コテで巻いてゆるふわ系にしたり軽くウェーブを入れたりすると、カジュアルさをプラスできます。
まとめ
成人式の前撮りで綺麗に写るためには、振袖と合う髪型にセットしましょう。
ショート・ボブはシニヨンなど髪をボリュームアップできる髪型がおすすめです。ミディアムはアップスタイルだけでなく、サイドダウンのようにダウンスタイルも振袖と合います。
ロングはまとめ髪のボリューム感が活かせるウェーブやくるりんぱのほか、伝統的な新日本髪スタイルも人気です。振袖に合う髪型で、一生の思い出となる素敵な成人式にしましょう。