今年も振袖や羽織袴を着用した新成人をたくさん見かけました。見事な振袖姿を見ると気になるのは、写真撮影や「成人式」の当日の振袖の着付けを含め、成人式の装いの総額が気になる方も。そこで、気になる費用の総額をまとめました。
1.成人式にかかる料金は、人によってこんなに異なる
すてきな振袖姿で心待ちにしていた成人式を楽しむ最高の日。とはいえ、その振袖や衣装のためにかかる費用を考えると、手放しでは喜べないのが現状かもしれません。
振袖代をはじめ写真撮影やアルバムの費用、成人式当日の食事や移動費など、振袖選びから成人式終了までにかかる費用は、選び方によってさまざまです。 気に入った着物を購入するにしてもレンタルするにしても、振袖も小物も和装のお品にはさまざまなグレードがあるため価格に開きがあります。節約できるところも見極めて、優先順位をつけて準備することも必要です。
振袖を購入する人も、レンタルする人も、まずはお気に入りの振袖を見つけよう♪
①振袖など
着物や袋帯、草履やバッグなどの小物も含め、振袖一式を購入されますか。それとも、レンタルにされますか。成人式の後着用する機会がどのくらいあるかは別にして、購入でもレンタルでも、衣装代は成人式の費用の料金の大部分を占めます。
購入の場合、振袖だけでも約10万円から40万円を平均とし、100万円ぐらいまでを相場としている場合があります。友禅やオリジナルデザインを選べば数百万円にも達しますが、この場合は結婚後にお子様やお孫さんにも引き継がれることを計画されてのことでしょう。
振袖の着用を成人式だけだと考えると、レンタルを考えて3万円~10万円にされる方もいらっしゃいます。見劣りしないものや特別な振袖セットを借りると、20万~40万ほどの費用にもなるようです。
②写真撮影代
着付けやヘアメイクを含めた前撮りの写真撮影を事前に行う場合には3万円~7万円になりますが、購入やレンタルには前撮りが含まれていることがあります。少しゴージャスなアルバムを作ろうと撮影数を増やすなら10万円ぐらいが費用となるようです。
③食事代
ご家族で成人式を過ごされるときに、レストランによっては成人式のお食事プランなどもあります。おひとり5000円~8000円でコースなども予約が可能です。友人と過ごすときや同窓会などの費用は、1万円ぐらいの方が多いようです。
④その他
レンタルの場合にはクリーニング代は含まれますし、購入した振袖は購入した店舗で1回分のクリーニングは含まれていることもあります。前撮りや撮影の段階で、クリーニングをしてしまった場合は成人式の後、1万~2万円をクリーニングやお手入れの費用としておくことが必要です。
購入・レンタルのいずれでも、1~2年前から準備をはじめ、予約を行うことがあります。何度か販売店やレンタルショップに足を運ぶことも考えておくなら、1万円ぐらいの諸経費は考えておくことが必要かもしれません。
<成人式にかかった料金【購入例】> ・振袖一式、帯、小物一式 約25万円~ ・ショール、草履&バッグセット 約8万円~ ・前撮りの着付け・ヘアメイク・写真撮影 約4万円~ ・成人式当日の着付け・ヘアメイク 約2万円~ ・食事代、クリーニング代、諸経費 約3万5000円~ 合計: 約42万5000円~
<成人式にかかった料金【レンタル例】> ・振袖一式、帯、小物一式、ショール、草履&バッグセット 約8万円~ ・前撮りの着付け・ヘアメイク・写真撮影 約2万円~ ・成人式当日の着付け・ヘアメイク ※レンタル費用に含まれます。 ・食事代、諸経費 約1万5000円~
合計: 約11万5000円~
2.成人式にかかるお金は誰がだす?
ブログやインターネットのサイトを見ると、親御さんとお嬢さまの間でどちらがお金を支払うかという悩みもあるようです。和装のお品にはさまざまなグレードがあるため、ピンからキリまで着物に合わせた費用が必要となります。
とはいえ、「成人式」は一生に一回しかないイベントです。お嬢さまの晴れ姿を見たいと思えば、親御さんが費用を支払うことも多いかもしれません。「○○円まで」と決めて、超過した費用はお嬢さまの就職後の出世払いにすることもあるようです。
ご家庭の状況に合わせて、料金設定をすることができます。最近では、分割払いなども多いので、お嬢さまが気に入った振袖を選び、状況に合わせた支払いを選ぶこともできるかもしれません。
3.親孝行~成人式で親はこんなに喜ぶ
最近では、一度しか着ないかもしれない振袖を購入したりレンタルしたりするのを控え、成人式当日の同窓会や2次会のために洋服を新調する若い方も増えているようです。
ところが、あまり喜んでいないように見えた親御さんが、写真撮影のときにはお嬢さまよりもはしゃいでいたというケースが多いようです。購入やレンタルのときには費用のためか、手放しで喜べないこともあるようです。
「成人式」は、お嬢さまの20年の成長を振り返ることもできる“大切な”一日になります。イベントとしてみるよりも、育てて下さった親御さんへの感謝を込めて振袖姿を見せる日として、親孝行の日にするのはいかがでしょうか。
まとめ
今年、新成人になられた方の華やかな振袖姿をご覧になられましたか。来年やそのあとに続く「成人式」に、お嬢さまやお孫さんのすてきな振袖姿の準備を始めてみませんか。
20年の成長にはいろいろな思いがあるかもしれませんが、振袖姿を見ると意外とあっという間に感じるかもしれません。お嬢さまの感謝の気持ちがすてきな写真に残りますように…