レトロモダンな振袖で、周りと差を付けちゃおう♪

基本的な形の変わらない和装は、レトロな柄でもおしゃれな着こなしが楽しめます。レトロモダンな振袖や着物を柄や小物の使い方で、周囲と差のつくおしゃれな着こなしをしてみませんか。

1、レトロだけど現代的!レトロモダンは柄で楽しむ

お色の使い方などが現代着物と違い、霞がかったくすんだ色が多いレトロな雰囲気の和柄。花や草木の描き方や絵柄の組み合わせが絶妙で、懐かしさが満載です。 花鳥風月が描かれているものでも、色づかいは少なめで、細部まで描かれていることは少ないかもしれません。

しかし、その描き方が着物の絵柄になっていると、まさにレトロモダンの代表格になります。

□モダンな柄を白地に大きく描いた振袖

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大きめな柄が小紋ではなく着物全体に描かれた振袖は、ぜひ着用していただきたいデザインの着物です。描かれている柄に合わせた色をつかい、帯締めの色と結び方を選んでみるのはいかがでしょうか。髪型も大正ロマンや昭和初期のヘアスタイルがおすすめです。

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□水色の花と黄色ベースの草木が躍る2トーンのレトロ柄

少し濃いクリーム色の生地に、水色の花と黄色や淡い茶色で草木が描かれています。茶色の選び方も濃くない色になっており、緑を使わず葉を描いている2トーンの色づかいはレトロモダンそのもの。帯の柄、帯締めや帯揚げの色も、上品に組み合わせられている振袖の着こなしのひとつです。

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□紺地にシャープな柄とマゼンダで描かれたカトレアがモダンな組み合わせ

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結婚式でも着用できそうなカトレアを描いたシャープな色づかいの振袖。ボールブーケのようなボリュームの花や小物、大きめな髪飾りとのバランスも魅力です。帯締めや帯揚げも花を意識した結び方や色づかいになっており、アクセントとしての使い方は素敵な着こなしです。

2、あう髪型は?ハットや小物でいま風に

レトロモダンに合う髪型に小物もレトロなものを選び、着物に合わせて楽しんでみるのはいかがでしょうか。 髪型をレトロなタイプやモダンなスタイルにしてみると、周囲と差のつく着こなしができます。

日本人形のような前髪を上げておでこを出すような日本髪風にアレンジしたアップスタイルも、かわいらしさだけでなくレトロ感を表現できます。 帽子やスカーフ、着物用ヘアスタイルに使うかんざしや髪飾りをいくつか組み合わせ、ボリューム感を出しながらモダンな雰囲気を作れます。

かんざしとスカーフの組み合わせなどは、レトロな魅力満載です。

レトロな雰囲気の着物と草履のセットは、紬やデニム、綿のざっくりした着物にも合わせたい小物です。白黒の格子に赤白の花…色使いも飽きずに長く使えるコントラストを持ったお品は、着物がレトロモダンな着こなしのときに、魅力的な組み合わせです。

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3、振袖だけじゃない!着物でもレトロモダンがきてます

レトロモダンな着物では、コーディネート次第で『大正ロマン』のような着こなしを楽しみ、和装の醍醐味を味わえます。洋服では組み合わせないと思われる色や柄も、着物の縦と横の直線が織りなすコーディネートは、モダンな着こなしそのものです。

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シンプルなグレーの無地に、水玉の帯や縞の羽織を合わせることもできます。街着として散歩したリ、レトロなカフェを探してゆっくりと時間を過ごすのも、おしゃれな休日になりそうです。

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少し派手目のビビットカラーの着物があれば、濃い目の色がメインで大きめなパターンの柄の羽織を合わせてみませんか。ビビットカラーの着物にはレースの衿などで区切りをつけ、斬新な雰囲気を楽しめます。

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水玉と縞模様の半衿に、大きめな花をあしらった小紋。帯は黒や紺で引き締めてみるのは、まるで昭和初期の和装です。帯揚に水玉を持ってくると、半衿の水玉と合わせたアクセントが引き立ちます。

4、リサイクルの場合は、注意を

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アンティーク着物専門店や着物の中古品を扱うリサイクルショップを訪ねてみたことはありますか。他にも、インターネットでも中古品の着物が販売されていますし、オークションなどでも多数見かけます。中古着物やリサイクル着物も検討してみませんか。

しかし、アンティーク着物や中古品の購入には注意が必要です。レトロな着物を格安で見つけることもできますが、購入したものの着用できなかった、小物などに作り変えることも無理だったということもあるようです。

□購入したい着物の情報を得られるかがポイント

 

ご家族や知り合いから譲り受ける場合は、ある程度受け取る着物の情報を聞くことができます。しかし、リサイクルの着物やアンティーク専門店などで着物を購入するときは、着物の情報が得られないということが気になります。

着物を扱っている店舗や担当者が、ある程度の着物の情報を教えてくれることもあります。その着物が仕立てられた時期、以前の持ち主がどのように使っていたか、付着しているシミの状態など、ある程度の情報があると扱いやすくなります。 どんな着物を選んでも、楽しめることは大切です。そのためにも、できるだけ多くの情報を聞きましょう。

□アンティーク着物とリサイクル着物

アンティーク着物の場合は、仕立てられた時期やその反物が、昭和の初期(1900年代の前半)までに作られたものを含みます。リサイクル着物(中古)は、一度以上使用された着物を別の方に譲る、もしくは使用したものを転売・販売されるものを指しています。 店舗やインターネットで購入する場合、着物に関する情報を得ることができる場合もあります。可能な限り、仕立てられた時期や以前の持ち主が「どのくらい、どのように」使っておられたかを確認できることがおすすめです。 どちらの場合も、仕立てられた時期特有のアンティーク感が魅力のものが多く、レトロモダンに着物を着こなしたい人におすすめです。価格もお手頃で、店主さんや店員さんがコーディネートしてくださる場合もあります。

まとめ

洋服ではできないコーディネートが楽しめる和装。中でも「レトロモダン」な着こなしは、個性的なものもあれば、大正ロマンや昭和初期の懐かしさを味わうこともでき、趣味になってはまる方も多くいます。

ぜひ次の休日やお時間のある時には、お手持ちの着物で「レトロモダン」なコーディネートを楽しんでみてください。機会があれば、リサイクルショップやアンティーク専門店で着物を見ることもおすすめです。タイムスリップしたかのようなレトロな時間をゆっくりと過ごせるかもしれません…