振袖の着こなしというと、振袖の柄や帯との組み合わせに意識がいきがち。でも、可愛く着こなすには、帯締めの結び方をアレンジする方法もあるんです。そこで、振袖向きの可愛い帯締めのアレンジをご紹介します。
目次
1.帯締めの結び方で全然違う!可愛いアレンジ結び
まずは、アレンジ結びの画像をいくつか見ていきましょう。振袖を着るときの帯締めの結び方には、「白詰草」「桜結び」「藤結び」などのさまざまな結び方があります。さらに、結び方にアレンジを加えたり、デザイン性が高い帯締めを使ったりすることで華やかさはアップ。ハレの日にふさわしい装いにすることができます。
(1)藤結び
シンプルな藤結びのアレンジ版です。普通の結び方(本結び)では1回結びますが、藤結びでは2回結びます。この画像では、帯締めに桜トンボ玉を通しています。
(2)桜結び
桜結びという結び方をアレンジした結び方。パールやつまみ細工などの飾りがついたタイプの帯締めを使うことで、シンプルながらも華やかな雰囲気を演出できます。
振袖を購入する人も、レンタルする人も、まずはお気に入りの振袖を見つけよう♪
(3)ねじる
帯締めは画像のようにねじるだけでも存在感を増しますよ。濃淡のついたパープルの帯締めが薄ピンクの振袖を引き締めていますね。
(4)シンプル
紫と白の2色使いの帯締めを使ったアレンジ結び。飾り付きの帯締めは、シンプルなアレンジ結びにぴったりです。
2.帯締めの種類
(1)先が2本に別れているタイプ
帯締めの先が2本に分かれているタイプの帯締め。リボン風に結んだあと、下に垂らした紐をくるりと手前に回して結び目の下をくぐらせています。帯締めの色は、帯に使われている色から取るとすっきりした印象になります。
こちらも、先が複数に分かれているタイプの帯締め。ゆったりと帯締めを挟み込み、花の飾りをつけて華やかに。帯の正面に配置された柄を引き立てるアレンジです。
(2)花飾り付き
花飾り付きの帯締めもあります。このようなタイプの帯締めは、飾りが体の前中央になるよう結ぶのが定番の結び方。正面やや横で結んだ先を花飾りの下に波のようにくぐらせます。流水模様を連想させる上品な華やかさが魅力的。
シンプルな結び方をするときは、帯締めにこだわるのがおすすめ。この帯締めは紅白というおめでたい色の組み合わせで、なおかつ存在感抜群の大きめの花の飾りがついたもの。結び方自体は簡単ですが華やかさは十分です。
帯締めの結び方は、振袖と帯の色とのバランスを考えて選びます。比較的インパクトのある柄の振袖の場合、帯締めはシンプルにいきましょう。
(3)丸ぐけタイプ
ふっくらした丸ぐけタイプの帯締めなら、シンプルなアレンジ結びでもレトロ上品な雰囲気に。黄色と藤色の組み合わせもキュート。
片方が丸ぐけ、片方が2本組の紐になっている帯締めを使ったアレンジ結び。丸ぐけ部分の黒地に金の華やかな模様が個性的です。振袖や帯の色と上手にコーディネートすることで、上品な雰囲気に。
(4)トンボ玉つき
結び方はシンプルですが、トンボ玉付きの帯締めを使い、花飾りをプラスすることで上品かつ華やかに。帯と馴染む色を選ぶことで、帯のバラ柄の存在感も引き立てています。
(5)絹の手組み飾り玉つき
飾り玉はいろいろな種類が出ています。こちらは、絹糸で編んだ手組の飾り玉。高貴な雰囲気を演出してくれます。
(6)鈴つき花飾り
中央の花飾りに小さな鈴がついている帯締めです。薄ピンク・お花・パール・金色、と女の子がトキメク要素がぎゅっと詰まった帯締めです。
3.シンプルに結んでも可愛い♡振袖向け帯締めを紹介
振袖用の帯締めは、シンプルに結んでも絵になるような可愛いものが多くあります。中でも多いのは、帯締めそのものに飾りがついているタイプや、先端が複数の紐に分かれているタイプ。そこで、可愛い振袖用の帯締めをいくつか紹介します。
飾り玉をあしらった帯締め。途中までは丸ぐけタイプですが、飾り玉から先は紐が2本に分かれています。華やかな紐の色と、丸ぐけ部分の愛らしい刺繍が印象的な帯締めです。
パール付きの花飾りをあしらった帯締め。花飾りの先は紐が2本に分かれています。アレンジ結びの画像で見たように、先端が2本にわかれていると結んだときにふんわり広げたり重ねて挟み込んだりなどのアレンジが色々できて便利です。
つまみ細工の花飾りをあしらった帯締め。花は小ぶりですが、3つ並んでいて清楚な華やかさが漂います。花飾りの先は紐が2本に分かれ、結んだときにアレンジしやすいようになっています。
まとめ
振袖に似合う帯締めアレンジと帯締めを紹介しました。帯締めは、結び方を工夫することで、振袖の可愛さをアップさせることができる重要なアイテム。着物と帯に合うデザイン&結び方を選んで、ハレの日にふさわしい上品さ、華やかさで振袖を着こなしてみてください。