最近話題の「姉振(あねふり)」とは?ママ振との違い、平均的な料金を解説!

成人式に本当は振袖を着て出席したい。でも、1回しか着ない振袖に高額の料金を支払うのはちょっと気が引ける。そんな女子にオススメなのが、最近ネットで話題の「ママ振」「姉振(あねふり)」です。
ママ振は、ニュースでも取り上げられたり、浸透してきている言葉かな?っと思いますので、今回の記事では、「姉振(あねふり)」とは何か、そして姉振の利用方法やメリットなどを深掘りしてお届けします。

1.姉振って何?

①ママ振から派生して生まれた「姉振」

リアルに妹が着た場合

「ママ振(ままふり)」という言葉はご存知ですか?お母さまの振袖を娘が着る、という意味の言葉です。
姉振はそれの姉バージョン。妹がお姉さんの振袖を着ることを前提にした、新しいサービスです。

 

リアルに姉が着た場合

 

今、話題になっている姉振は、単純にご家庭で保管していた姉の振袖をそのまま着る、というこれまでのお下がり感をくつがえすサービスを提供しています。姉と同じコーディネートではなく妹に合った新たなコーディネートや仕立て直しの提案、足りない小物レンタルや着付け・ヘアメイクまでギュっとまとめて提案してくれるんです。

【ママ振り】ママの振袖を成人式で着るために~必要な準備と費用のチェックリストとリメイク方法~

ママの振袖をイマドキに変える方法|メイクや小物でこんなに変わる!

※姉振と非常に似ている「ママ振」の詳細については、当サイトの上記記事でも詳しくご紹介しています。

②姉振のサービス内容は?

姉振ではママ振と同じように、以下のサービスを振袖店・写真館が実施しています。

<振袖店が提供する「姉振」の標準的なサービス内容>

  • 【チェック】・・・持ち込みの姉の振袖の状態のチェック
  • 【クリーニング】・・・必要であれば、染み抜きや丸洗い
  • 【前撮り】・・・前撮り写真の撮影と写真・アルバムのお渡し
  • 【和装小物】・・・お姉さまの振袖で着るお嬢さまにぴったりな和装小物のコーディネートアドバイス
  • 【振袖小物】・・・お姉さまの振袖で着るお嬢さまにぴったりの振袖小物(草履、バッグなど)のコーディネートアドバイスとレンタル
  • 【着付けとヘアメイク】・・・成人式当日や前撮りでの着付けとヘアメイク

※店舗によっては、この中の一部のみの場合もあります

お姉さまの振袖を着るので振袖料金は0円♪ その他、必要な小物のみレンタルや着付けなどがパックされた内容となっています。

③姉振の料金は?

姉振はママ振と比べるとまだ認知されたから日が浅いためか、料金に関しては相談後に確定するケースが多いようです。しっかり料金が掲載されている店がいい!ということであれば、振袖の一蔵やオンディーヌなどをオススメします。

<姉振の標準的な料金>

振袖店A振袖店B振袖の一蔵の場合
姉振プラン
  • 料金=記載なし
  • ※見積無料
  • 帯、重ね襟など小物レンタルが通常より30%OFF
  • 成人式当日と前撮り時の着付けが無料(条件あり)
  • 相談・持ち込み試着無料
  • 不足品チェック無料
  • サイズ直し:要相談
  • 振袖丸洗い:8,000円
  • 長襦袢丸洗い:5,000円
  • 袋帯プレス:3,000円
有名写真館A振袖の一蔵グループの

オンディーヌの場合

写真館B
持ち込みプラン
  • 着付け・ヘアセット・前撮り撮影料で¥14,900
  • 成人式当日の着付け・ヘアセット料は¥24,700
  • ※別途写真購入代金が必要
  • ※メイクで別途¥3,000
  • <撮影料金>
  • 平日¥23,000
  • 土日祝¥23,000
  • ※ヘアメイク・着付け
  • ※六つ切り写真一枚付き

2.ママ振と比べてこんな違いがある!

お姉さまが振袖をお持ちの方に、姉振はママ振よりも多くのメリットがあります。

①ママ振よりも振袖の保管状態がイイ

ママの振袖を着るより、姉の振袖を着る方が振袖の保管状態は断然良いと言えます。以下、例を出して説明しましょう。

 

<ママ振より姉振の方振袖は断然新しい!>

お母さまの年齢

娘の年齢

お母さまの成人式20まだ生まれていない
お母さま出産30歳0歳
娘が成人式5020歳

上記の表をご覧ください。
お母さまが30歳の時に生まれた娘が成人式を迎えるとしましょう。娘が成人する時、お母さまは50歳になっています。お母さまが20歳の時に成人式で来た振袖をその娘が着る時、振袖は30年間、どこかで保管されていたという計算になります。

長女の年齢(次女と3歳差)

次女の年齢(長女と3歳差)

長女が成人式20まだ生まれていない
長女が高校一年生16歳13歳
次女が成人式2320歳

次に、姉振の場合をみていきましょう。お姉さんと妹で3歳差という設定にします。上記の表では、長女の成人式で購入された振袖を次女が着る場合、振袖の保管期間はたったの3年になります。母親の振袖を久々に見てみたら、残念ながらカビが生えていた。仕方ないのでクリーニングに出した、という残念なケースも稀にあります。

姉振はママ振に比べ、保管期間が短いので、ほぼ新品の状態で振袖を着用するができます。

②ママ振よりも振袖のデザインは今風

ママ振が振袖店でヒットした理由として、「昔から家にあるものを有効利用しつつ、現代風にアレンジする」という発想が今の時代に合っていたのではないかと考えられます。お母さまの振袖をそのまま着られるのが一番良いのですが、年頃の娘さんですので、どうしてもお母さまの時代の振袖が古臭くみえてしまう場合もあるのは仕方ありません。

姉振の場合は、世代ギャップがママ振よりも非常に少ないのが特徴です。お姉さまと10歳歳が離れている、といった離れた歳の姉妹であっても、お母さまとの世代ギャップとは比較になりません。

③ママ振よりも支払う料金は安くなる可能性が

ママ振・姉振とも共通で言えることですが、振袖を持ち込む時にお店の方で振袖の状態をチェックしてくれます。前述の通り、姉振の方がママ振よりも振袖の保管状態は良いはずですから、着物のメンテナンスで必要となる支払いがママ振よりも安くなる可能性が高いです。

3.「姉振(あねふり」は、どんな振袖店で利用が可能?

持込み振袖OKのお店であれば、基本的にどの写真館でも振袖店でも利用できます。また、「ママ振」プランを推しているお店も、持ち込み振袖が大歓迎というこなので、お姉さまの振袖の持ち込みも快く引き受けてくれます。

まとめ

ママ振のブームから誕生した姉振。持ち込み振袖は新規で振袖を購入するより経済的で、しかも同じ振袖を姉妹で着るということで家族のつながりも大切にできます。