色柄の好みも大事ですが、振袖を選ぶときは自分が一番美しく見える着物を選びたいものです。似合う色柄選びのコツは、肌の色や髪の色などいくつかありますが、今回は身長別に似合う振袖の選び方をご紹介します。
目次
1.小柄さん(~157cm)
①小さ目柄
小柄さんに似合うのは、小さめの柄です。大ぶりな柄を選ぶと視線が下に落ちてしまうので、背の低さが余計に目立ってしまいます。小柄さんの可憐で可愛らしいイメージを引き立てるには、小花柄など小さな意匠を散りばめた着物がおすすめです。大きめの柄を着たい場合は、柄の分量が少なめの着物を選びましょう。地色も程よく見せるデザインを選ぶと、小柄さんでもすっきり着こなすことができます。
②斜め柄
スッキリとした縦長のラインを強調したいなら、斜め柄がおすすめです。横に柄が入っていると背が詰まって見えてしまいますが、絵柄が流れるように入っている柄行きなら、小柄さんでもすっと縦に伸びた美しい立ち姿が作れます。流線型には女性らしさもあるので、柔らかく優しい印象を作ることができます。
振袖を購入する人も、レンタルする人も、まずはお気に入りの振袖を見つけよう♪
③淡いピンクも似合います
小柄さんにぜひおすすめしたいのは淡いピンクの着物。白もふんだんに含んだ振袖は、とても明るく華やかな印象を作ってくれます。小柄さんのキュートな魅力を存分にアピールできるのは淡いパステルカラーの着物です。少し印象がぼやけるなと思ったら、帯や小物に赤や金色をアクセントとして使えば全体の着姿がぴしっと引き締まります。
2.平均身長さん(~164cm)
①王道の古典柄
ごく平均的な身長の人は、どんな振袖でも着こなすことができるのが利点です。おめでたい柄が描かれた華やかな古典柄もよく似合います。大きめの亀甲紋を裾に持ってきても、背丈があるので柄が豊かに広がってみえます。華やかで存在感のある金糸使いの着物もきちんと着こなせます。
②赤や黒もよく似合う
赤や黒地の着物は、背丈がある程度ないと重苦しく見えてしまって着こなしが難しい色ですが、平均身長さんなら大丈夫です。赤や黒を多用したインパクトの強い振袖にも負けずに自分の魅力をアピールすることができます「こう着こなしたい!」というこだわりがある平均身長さんなら、思い切ってこんな着物を選んでみてはいかがでしょうか。
3.背高めさん(165cm~)
①華やか柄
背高めさんには、個性的で華やかな振袖をおすすめします。背丈があるので振袖の素晴らしい柄行きを堪能できるのが背高めさんのメリットです。逆に、絵柄が少ない着物を着ると全体の印象が少し寂しげになってしまうので、背高めさんには花々で埋め尽くされた豪華な柄行きの着物がおすすめです。大輪の菊をふんだんに描き込んだ着物も、実に見事に着こなせるのは背高めさんならでは。大ぶりの花々が印象的なレトロ柄も、さりげなく着こなすことができます。
②濃いめのカラーですっきり
濃いめカラーの振袖も、背高めさんのシャープでかっこいい魅力を最大限に引き出してくれます。
ダークグリーンや藍色などの暗色はイメージが重くなるので、普通の身長の人でもやや着こなしにくいカラーですが、背高めさんならきれいに着ることができます。濃い地色の着物は、柄がはっきり出るのが特徴。地色と柄のコントラストを楽しむことができます。同系色でまとめて美しさを極めた着こなしにしたり、濃い地色×カラフルな柄行きで大人っぽさと可愛らしさを同時に表現することもできます。
まとめ
せっかく振袖を着るなら、自分の魅力を一番引き出してくれる一枚を着ましょう。似合う着物選びには身長も大事なチェックポイントです。ここにご紹介したのはあくまで一例です。ぜひ参考にして、最も似合う振袖に巡り会ってください。