振袖のフルセット購入と単品購入の違いとは?おトクに振袖を購入しよう

振袖を着る場合には、振袖だけでなく、帯や草履、小物類なども一緒に必要になります。振袖だけを単品で買うこともできますが、その他のものもセットで購入することができます。どちらがよいのか悩む方のために、おトクな購入の仕方をご紹介します。

1.振袖のフルセット購入とは?

①標準的なフルセット内容は30点前後

振袖は洋装とは異なる装いです。美しい振袖姿を作るには、特別な小物がたくさん必要になります。一般的に振袖を着る場合には、約30点ほどのセットが必要です。

主なものは次の通りです。それぞれ、仕立て代等が別途かかり、それらを含めて全部で30点程度をフルセットとしているところが多いようです。

  • 帯(袋帯)、帯締め、帯揚げ、帯板、帯枕
  • 腰ひも、伊達締め、コーリンベルト、マジックベルト
  • 長襦袢、肌襦袢、裾よけ、白半衿、重ね衿、衿芯、振袖胴裏
  • 草履、バッグ、白足袋

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振袖と一緒に必要になるのが帯と草履です。セットで購入する場合、下着や紐、衿などは決まったものを購入するだけですが、バッグと草履はいくつかの種類から選べる場合が多くなっており、セット購入でも選ぶ楽しさがあります。着物の色柄との合わせ方を考えて、自分らしい着こなしができるものをじっくり選んでみてください。

②別々に買う時間を短縮できる

セットで購入する場合のメリットとしては、まず時間が短縮できることがあげられます。時間がたっぷりあれば、気に入ったものが見つかるまで、いろいろなお店に行ったりカタログを見たりして購入するのもよいでしょう。

しかし、振袖だけでなく、ヘアサロンや着付けなども含め、決めることがたくさんあるので、そんな余裕はないという方がほとんどです。気に入った振袖が見つかったら、同じお店で帯や草履、小物を全部揃えてしまうのがおすすめです。振袖に合わせたコーディネートがその場でできるので、トータルの雰囲気を確認できるのもメリットです。

2.振袖単品購入について

①振袖の単品購入はできる?

振袖は単品での購入も可能です。しかし、振袖単品で着ることはできませんから、普段から着物を着ていて手持ちのものがある場合以外は、小物類も購入する必要があります。

手持ちのものがあってもフルセットで購入したほうがトータルで安く済む場合もあるので、2つ持っていてもよいものの場合は、手持ちのものがあってもセット購入することを検討してみましょう。

②手持ちの小物を使う場合は事前に確認を

手持ちの小物を使いたい場合は、店鋪に事前にその旨を伝えておきましょう。店鋪によっては一定の小物を最初から着物とセットにして販売することで、振袖の価格を低価格に設定している場合があります。

気に入った振袖が見つかったら、単品販売商品なのかセット販売商品なのかを確かめ、セット商品を単品で買う場合には、手持ちのものを使ってもよいか、セットの中から不要な物を省いてもらえるかどうか、その場合は値段がどう変わるのかを確認してから購入することをおすすめします。

③和装小物別々で買うと総額は高くなる

多くの店鋪が、和装小物をセットで買うことで値引きをしてくれます。小物は単価がさほど高くないので、小物だけを別に購入した場合は値引きが望めず、値札そのままの値段になることが多いようです。

ただし、高価な振袖を購入する際に一緒に購入すると、振袖を購入した特典として値引きをしてくれたり、無料で数点つけてくれる店鋪がたくさんあります。小物の購入は、振袖と一緒のほうが断然お得です。

まとめ

振袖を着るときは、小物もたくさん必要になります。着物自体の金額に加えて小物類の値段もかかりますから、トータルでかなりの金額になってしまいます。セット購入することで安くなることが多いですから、セットで上手に購入することをおすすめします。