振袖購入派が減り、レンタル派が年々増えてきているようです。そのレンタル派の中でも、価格重視タイプのとにかく安く上げたい派と、ある程度予算を割いてクオリティを重視するオーダーレンタル派の大きく二つに分かれています。この二つのタイプの違いを比較してみました。
1.振袖レンタルの二極化
これほど振袖レンタルが一般化したのはここ10年程とは思えないほど、振袖レンタルはすっかり定着してきました。費用の負担の大きさや購入後の保管の大変さを考えると、振袖に割く予算を他の事に使いたいと考える人が増えてきています。
またさらに現在の新成人たちにとって、成人式は自分たちが主役の振袖やドレスのファッション中心のイベントとして楽しむ傾向が強いことも、レンタルに傾倒する傾向を強めているようです。
①とにかく安く派とは
一生に数回、しかも短時間袖を通すだけの振袖、ただ着るためだけに着付け料金を支払わなければならない振袖を購入することは「無駄」「贅沢」と考える人が多くなりました。
振袖購入やオーダーレンタルよりも、昔ながらの貸衣装サービスとしての振袖レンタルを選ぶ層が増えてきています。また、振袖レンタル業者が多数揃い踏みし、各社ともサービス向上を唱えて顧客獲得に躍起になっていることや、振袖レンタルオンラインストアの登場が、さらに振袖レンタル価格重視派の増加に拍車をかけています。
振袖を購入する人も、レンタルする人も、まずはお気に入りの振袖を見つけよう♪
②オーダーレンタル派とは
オーダーレンタルとは、「振袖を自分の寸法に合わせて仕立て」ながらも、振袖を着用し終わった後は「そのまま買い取らずに返却」することができる方法です。
振袖を購入したいと思うまでには至らないけれど、「他人が袖を通した振袖は避けたい」「自分だけの振袖を着たい」と考えている人は多く、オーダーレンタル利用人口は年々増加しています。美しく着物を着付けるためには、寸法があっていることは非常に重要になりますから、オーダーレンタルはうってつけのレンタル方法です。
2.レンタルも結構高額?!購入の方が安いと考える方も多数
意外かもしれませんが、オーダーメイドタイプのオーダーレンタルは数十万円かかります。格安の振袖なら購入できる金額ですね。
普通の振袖レンタルなら、安価なレンタル業者やオンラインレンタル業者を利用すれば数万円で済みますが希望通りの振袖が常に手に入るとは限りません。借りる時期をずらして、レンタル料金が安い時期に利用するなど工夫が必要です。
そのため、「いっそ購入しておいた方がかえって節約になるかもしれない」と考える人たちも少なからずいます。姉妹のいる家庭の場合は、特に購入を検討することが多いようです。
3.結局どっちがいい?振袖のレンタル事情
振袖に関する価値観は人それぞれ。安く上げたい派も、オーダーレンタル派にも、どちらにもそれぞれメリットがあります。
とにかく費用を安く上げたいけれど、多少好みと会わなくても妥協しなければいけない場合もあるでしょう。 オーダーレンタルは、買取と同じように寸法に合った振袖を着用することができますが、その代わりに費用も安価な購入振袖と変わらない、ということもあり決して割安とは言えない場合もあります。 自分自身が一番優先したいのは、費用の負担を軽くすることなのか、それとも自分にぴったり合った振袖を手に入れたいのかを見極める必要があります。
まとめ
いかがでしたか?何度も身にまとう機会があるわけではない振袖は、高いお金を出して購入しなくとも都度レンタル利用で十分と割り切っていても、せっかくの振袖姿は少しでも美しく仕上げたいですね。レンタルとはいえ、価格が上がってもいいから納得のいく振袖を選びたい人もいることでしょう。貴重な振袖に袖を落とす機会なのですから、自分の価値観に合った振袖選びも大切なポイントですね。