振袖の着こなしが多様化している現在、それに合わせてヘアスタイルも自由に楽しむ人が増えてきました。中でも、あえて髪をアップにしない「ダウンスタイル」が人気です。この記事では実例を挙げて振袖に似合う「ダウンスタイル」をご紹介します。
1.アップと対照的なダウンスタイル
着物といえばまとめ髪のアップスタイル、というのが定番スタイルでした。確かに大きな面積を占める着物姿には見た目にバランスが取れて、かつフォーマルにもふさわしいきちんとセットされたアップスタイルがよく似合います。
けれど、成人式のような振袖姿の女の子たちが大勢集まる場では、どうしても同じように見えてしまいがち。周りと被らないヘアスタイルにしたい、普段の自分らしい着物スタイルにしたいと考えているなら、ダウンスタイルはおすすめです。フォーマルな印象が強いアップスタイルとは対照的に、カジュアルでナチュラルな雰囲気を演出することができます。
振袖を購入する人も、レンタルする人も、まずはお気に入りの振袖を見つけよう♪
2.ダウンスタイルが似合う振袖画像
まさに着物スタイル!といったアップスタイルではなかなかできにくいのが、写真を撮るときのくだけたポーズです。アップスタイルだとついついかしこまってレンズに納まってしまいがちなものです。
その点ダウンスタイルだと、着物を着ていても、普段のようにかわいいポーズで写真を撮りやすいのがうれしいですね。
そして、ダウンスタイルなら緊張せずに普段の自分としてリラックスできます。表情も硬くならずに自然なショットになります。
ん?これは?ダウンスタイルのようでいて、実際はアップスタイルにエクステをつけたもの。こんな楽しみ方もあるのですね。
髪の長さが足りないとアップスタイルは難しい!でもボブカットのダウンスタイルなら着物にもよく似合ってモダンガールを気取れます。
アップスタイルで和風小物を使って撮影をすると、まるで演歌歌手のようになって全然かわいい写真にならない!と敬遠する女性は多いようです。でもダウンスタイルなら、レトロなおしゃれムードが出せていい写真が撮れそうです!
とにかくダウンスタイルのいいところは、着物スタイルの大袈裟感が出ないことです。写真のような花を手に取ったポーズも、アップスタイルでは決まりすぎてしまうけれど、ダウンスタイルならとてもナチュラルムードの写真になります。
3.ダウンスタイルの時に気を付けたい事とは
まず、ダウンスタイルを避けたほうが無難な場面についてお伝えすると、身内以外の年長者が集まる結婚式などのフォーマルな場では、ダウンスタイルは避けたほうがよいでしょう。
伝統的な着物の着こなしを見慣れた人たちからすれば、従来の着物スタイルから逸脱したダウンスタイルは、驚いてしまうかもしれません。またダウンスタイルはともすればルーズになりすぎがち。そう見せないためにもストレートヘアならつやつやした艶感は死守するべきですし、パーマヘアなら、おくれ毛を出しすぎないように注意しましょう。
また、かなり髪の色が明るめな人は、おろしたダウンスタイルはフォーマルらしさがかなり薄れますから、ここは冒険しないで、しっかりまとめたアップスタイルのほうがおすすめです。
4.自分でアレンジできる!ダウンスタイルのメリット
ダウンスタイルのメリットは、何といっても自分でセットできる簡単ヘアアレンジであることです。
夜会巻きや編み込みなど、アップスタイルに必要なアレンジテクニックは自信がなくても、普段よく使うくるりんぱ(まとめた髪の結い目の上をほぐし、毛先をくぐらせる)やヘアピンを使ったアレンジなら、いつもと同じようにセットできます。
まとめ
いかがでしたか?まだまだ振袖のヘアスタイルといえばアップスタイルが主流の現在、ダウンスタイルはとても新鮮に映ります。着物、振袖スタイルだからといって、普段の自分らしさとかけ離れたヘアスタイルにはしたくないファッションにこだわりのある方は、ぜひ挑戦してみてくださいね。