「袴に合わせる靴は何がいい?」「袴に靴を合わせる際の注意点はある?」
「袴に合う靴を手配する方法が知りたい!」
袴を着用する際に、どのような靴を合わせようか悩んでしまう方は多いのではないでしょうか。
本記事では、袴に合わせる靴の種類やメリット・デメリット・注意点について詳しく解説します。また、袴に合う靴を手配する方法も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
袴に合わせる靴は主に2種類ある
袴に合わせられる靴は、以下の2種類が挙げられます。
- 草履
- ブーツ
草履は、日本で古くから和装を着用する際に合わせられた履物のことです。成人式の振袖などにも合わせられることが多く、古典的かつ和の雰囲気をより一層高められます。
一方、ブーツは江戸時代後期から明治時代にかけて履くようになった洋式の履物のことです。明治時代の女学生が袴を制服として着用していた際、ブーツを合わせるようになったと言われています。
洋物と和物の組み合わせは、明治時代からハイカラ(おしゃれ)とされていて、現代においても人気のある組み合わせです。
袴と合わせる靴を選ぶ際は、草履・ブーツそれぞれのメリット・デメリットなどを踏まえて、コーデの雰囲気に合うものを選びましょう。
袴に草履を合わせる際のメリット・デメリット・注意点
袴×草履のメリット
袴に草履を合わせるメリットは以下の3つです。
- 脱ぎ履きしやすい
- テイストを問わずどのような袴にも似合う
- 成人式の草履をそのまま使用できる
袴に草履を合わせる一番のメリットとして、脱ぎ履きしやすい点が挙げられます。和服を着ている時は立ったりしゃがんだりすると着崩れする原因となりますが、草履は前屈みにならずとも脱ぎ履きできるのがポイントです。
また、草履は和服に合う履物であるため、袴のテイストやデザインを問わずに合わせられます。袴×ブーツのコーデが似合うか心配な場合は、無難に草履を選ぶとよいでしょう。
もし成人式で着用した草履が手元にある場合は、袴と合わせても問題ありません。長期間草履を保管していた場合はカビや汚れなどが発生している可能性があるため、袴を着用する1ヵ月前程度に状態確認しておくと安心です。
袴×草履のデメリット
袴に草履を合わせるデメリットとして、以下の3つが挙げられます。
- 足元が冷える
- 慣れていないと歩きにくい
- 雨や雪で濡れてしまう可能性がある
草履は足元を覆わない履物のため、底冷えする場所では足元が冷える可能性があります。3月の卒業式シーズンでも寒い地域は多いため、防寒用の足袋やタイツを着用するのがおすすめです。
また、草履は普段から履き慣れていないと歩きにくく、鼻緒が硬いと足先を痛めてしまいます。新品の草履を手配する際は、あらかじめ鼻緒を揉んで柔らかくしたり、事前に履き慣らしたりしましょう。
それから、草履を履く際に雨や雪が降ってしまうと、足元が濡れてしまう可能性があります。雨や雪を避けるための草履カバーを着用したり、履き替え用の足袋を用意したりして、事前に対策することが大切です。
袴×草履を合わせる際の注意点
袴に草履を合わせる際の注意点は以下のとおりです。
- 袴丈が短くないか確認する
- 4〜6センチ程度の高さがあると歩きやすい
- 手持ちの草履を合わせる際は袴のデザインが合うか確認する
袴に草履を合わせる際は、袴丈が短すぎないか確認しましょう。目安とする袴丈の長さは、くるぶしが隠れる程度です。くるぶしよりも短いと、歩く際に足袋と足首の境目が見えてしまうため注意しましょう。
草履を選ぶ際は、4〜6センチ程度の高さがあると歩きやすいです。草履のサイズは、かかとが1〜2センチ程度はみ出しているものがよいとされています。
もし成人式で着用した草履を合わせる場合は、袴のデザインとの相性も確認しましょう。袴を試着する際に、手持ちの草履と合わせられるか確認するのがおすすめです。難しい場合は、草履の写真などを見ながら袴コーデを組んでみてください。
袴にブーツを合わせる際のメリット・デメリット・注意点
袴×ブーツのメリット
袴にブーツを合わせるメリットは以下の6つです。
- レトロ・モダンなテイストを演出できる
- スタイルアップできる
- 移動しやすい
- 足元の防寒対策ができる
- 雨や雪でも濡れない
- 日常使いできる
袴にブーツを合わせる一番のメリットとして、レトロ・モダンなテイストを演出できる点が挙げられます。矢絣柄の袴と編み上げのブーツを合わせれば、ノスタルジーを感じられるコーデに仕上がりますよ。和×洋の組み合わせ・着こなしが好きな方におすすめです。
ヒールの高いブーツと袴を合わせれば、足長効果によるスタイルアップもできます。履き慣れているブーツを合わせれば、靴擦れする心配もありません。長時間の移動でも楽に過ごせますよ。
また、ブーツは足元を覆っているため雨や雪などで濡れることなく、防寒対策もできます。厚手のタイツや靴下を着用すれば、足元も温かく過ごせるためおすすめです。
それから、ブーツは袴と合わせたあとも日常的に使用できます。黒や茶などのシンプルなデザインを選べば、どんなコーデにも合うのでおすすめ◎。草履は和服のときしか着用しないためもったいないと思う方は、ブーツを合わせてみてはいかがでしょうか。
袴×ブーツのデメリット
袴にブーツを合わせるデメリットとして、以下の2つが挙げられます。
- 脱ぎ履きしにくい
- カジュアルに見えてしまう可能性がある
ブーツは足元を覆っていることから、草履と違って脱ぎ履きしにくいことがデメリットです。エントランスに腰掛けられる椅子がない施設も多いため、側面に伸縮性のあるブーツや、ジッパー付きのブーツなど脱ぎやすいタイプを選びましょう。
また、ブーツは素材や種類によってカジュアルに見えてしまう可能性があります。カジュアルに見えてしまう素材(ムートン、ナイロンなど)や種類(マウンテンブーツやエンジニアブーツなど)は避けるのが無難です。
袴×ブーツを合わせる際の注意点
袴にブーツを合わせる際の注意点は以下のとおりです。
- 袴丈の長さがブーツに合っているか確認する
- ヒールが苦手な方はチャンキーヒールがおすすめ
- 上品でシンプルなデザインだと日常使いしやすい
袴にブーツを合わせる際は、袴丈の長さがブーツに合っているか確認しましょう。足首が隠れるミドル丈のブーツであれば、足首が見える長さの袴丈を選ぶとバランスよくおしゃれに着こなせます。
ショート丈ブーツであれば、草履と同じようにくるぶしが隠れる程度の袴丈を選ぶのがおすすめです。ブーツによっておしゃれに見える袴丈の長さが異なるため、袴をレンタルする際はご注意ください。
ヒールが苦手だけど防寒対策としてブーツを着用したい場合は、ヒール部分が太めのチャンキーヒールを選びましょう。細身のヒールよりも安定感があって歩きやすく、長時間の移動や立ちっぱなしの時でも足が疲れにくいです。
袴に合うブーツを選ぶ場合は、本革や合皮などのツヤ感のある素材でシンプルなデザインだと、日常使いしやすいです。黒や茶色などのベーシックカラーだと、幅広いコーデに合わせられます。編み上げブーツを選ぶ際は、サイドにジップが付いていると脱ぎ履きしやすくなりますよ。
袴に合わせる靴を手配する方法
袴に合わせる草履やブーツを手配する方法は以下のとおりです。
- 振袖専門店
- 呉服店・百貨店・ショッピングセンター
- ネット通販
- フリマアプリ
各手配の方法を詳しく紹介します。
①振袖専門店
卒業式の袴に合う草履やブーツを手配するなら、振袖専門店がおすすめ!振袖専門店がおすすめである理由は以下のとおりです。
- 袴に合う草履やブーツをレンタルできる
- さまざまなテイストの袴・着物を試着して選べる
- 着物のプロが袴選びをサポートしてくれるため初めてでも安心
- クリーニング不要で郵送返却できる
- 卒業式当日の着付けやヘアメイクの依頼も可能
振袖専門店では、袴や着物に合う草履やブーツをレンタルできます。自分で準備する手間をかけずに、袴の着用に必要なものを一式揃えられます。
また、さまざまなテイストの袴・着物を実際に試着できるため、草履やブーツを着用しながら袴を選べます。どのような袴コーデがいいのか分からない方も、着物の知識があるプロが袴選びをサポートしてくれるため初めての方でも安心です。
卒業式で着用した袴や小物は、翌日に郵送などで返却できます。クリーニング不要なため、クリーニング代金を支払う必要はありません。
さらに、振袖専門店で袴を予約すれば、卒業式当日の着付け・ヘアメイクを予約できる可能性があります。わざわざ自分で美容室などを探す手間がかからないため、効率よく卒業式の準備を進めたい方におすすめです。
なお、店舗によって取り扱っているプラン内容が異なるため、草履やブーツなど小物の手配ができない場合もあります。事前にホームページなどでプラン内容を確認したうえで、試着予約しましょう。
②呉服店・百貨店・ショッピングセンター
振袖や留袖などを取り扱っている呉服店や百貨店、ショッピングセンターなどでも、袴に合う草履やブーツを手配できます。店舗によりますが、実際に試着してサイズを確かめることも可能です。
また、草履やブーツだけでなく、袴の着付けに必要な小物のみを購入することもできます。足りない小物のみ数点だけ手配したい方にもおすすめです。
ただし、店舗によっては袴に合う草履やブーツの取り扱いがなかったり、自分に合うサイズがなかったりする場合もあります。来店前に袴に合う草履やブーツを取り扱っているのか確認するのがおすすめです。
③ネット通販
袴に合う草履やブーツの手配は、ネット通販でも可能です。ホームページに掲載されている写真を見ながら、自分に合うサイズやデザインの草履・ブーツを手配できます。
ただし、ネット通販で草履やブーツを手配する場合、実際に試着することはできません。サイズを誤って手配してしまうと返却・交換に時間がかかってしまい、卒業式に間に合わない可能性もあります。遅くても卒業式の1ヵ月前には手配しましょう。
また、ネット通販で袴に合う草履やブーツを手配した場合、写真と実物では色合いが異なることもあります。草履やブーツの質感やサイズを確認したい場合は、振袖専門店や呉服店などの実店舗で手配することを検討してください。
④フリマアプリ
中古品が多く出品されているフリマアプリでも、袴に合う草履やブーツを手配できます。購入・レンタルするよりも安く手配できる場合があり、コスパよく草履やブーツを手配したい方におすすめです。
ただし、フリマアプリで購入した草履やブーツは、基本的に返品・交換はできません。また試着もできないため、サイズを間違ってしまった場合は新しいものを再購入する手間がかかります。
また、出品者の発送手続きが遅いと、卒業式までに草履やブーツが届かない場合もあります。さまざまなトラブルを避けるために、明確な発送時期を確認したり、自分に合うサイズかどうか入念にチェックしたりしましょう。
卒業式の袴探しならICHIKURAがおすすめ
ICHIKURAでは、袴を着用するために必要な小物がセットになったプランを取り扱っています。袴プランの詳細について紹介しますので、卒業式の準備が済んでいない方はぜひ参考にしてください。
ICHIKURAの袴プランとは
ICHIKURAの袴プランは、20,000円(税込)からご案内可能です。取り扱っている袴の種類は500点以上あり、袴と着物の組み合わせは21,000通り以上もあります!幅広いテイストの中から、お気に入りの袴コーデを選んでいただけますよ。
袴プランに含まれる内容は以下の7点です。
- 袴
- 着物
- 長襦袢
- 重衿
- 袴下
- 巾着
- 草履
プラン内には袴に合う草履も含まれているため、自分で手配する必要がなく楽に準備できます。
試着予約の際は、気になる袴を最大3着まで取り寄せ可能です。気になる袴を試着リストに追加して来店予約すると、スムーズに手配できます。
ICHIKURAで袴を試着から予約するまでの流れ
ICHIKURAで袴を試着から予約までの流れは以下のとおりです。
- 卒業式袴の紹介ページから気になる袴をお気に入り登録
- WEBの来店予約から試着希望日・来店する店舗を選択
- 試着当日に袴・着物・小物などを試着
- お気に入りの袴セットをご成約
袴レンタルフェア開催期間中は、予約なしで見学・試着することも可能です。気になる袴を何度でも試着できるため、どのデザインが自分に合うのか確認できます。
土日祝などは混み合うため、予約いただけるとスムーズに案内できます。以下の公式ホームページから来店予約できるため、ぜひお気軽にお越しください。
まとめ
袴に合わせられる靴は、主に草履とブーツの2種類です。草履は脱ぎ履きしやすく、テイストを問わずさまざまな袴と合わせられます。雨や雪が降った際は足元が汚れたり、冷えたりするため、草履カバーや防寒対策をおこないましょう。
ブーツはレトロ・モダンなテイストを演出でき、卒業式の袴だけでなく日常使いもできます。ただし、ブーツの素材によってはカジュアルすぎる印象になります。革や合皮などツヤ感のある素材で、シンプルなデザインのブーツを選ぶのがおすすめです。
ICHIKURAの袴レンタルプランでは、プラン内に草履がセットに含まれているため、自分で手配する手間がかかりません。店舗では実際に袴を試着でき、自分の好きな袴コーデを選べます。卒業式の袴選びで悩んでいる方は、ぜひお気軽にお越しください。