振袖のクリーニングにかかる料金や期間とは?お手入れ方法や長期保管のコツを紹介

「振袖を着た後はクリーニングする?」

「振袖のクリーニングにかかる料金や期間は?」

「振袖をクリーニングした後の保管方法が知りたい!」

上記のように、振袖を着た後のお手入れ方法について気になる方は多いのではないでしょうか。振袖はデリケートな素材を使っているため、専門のクリーニング店に依頼するのがおすすめです。

本記事では、振袖のクリーニングにかかる料金や期間について紹介します。またクリーニングに出さない場合のお手入れ方法や長期保管する方法なども解説するので、ぜひ参考にしてください。

振袖のクリーニングにかかる料金や期間

振袖のクリーニングにかかる料金や期間は以下の通りです。

 

  • 振袖のクリーニング料金は約1万円
  • 振袖のクリーニング期間は約1カ月

 

それぞれの詳細について詳しく紹介します。

振袖のクリーニング料金は約1万円

振袖のクリーニングにかかる料金は約1万円とされています。振袖を含む着物には刺繍や絞りなどの装飾が施されているため、専門的な技術が必要です。素材によっては水洗いできない場合も多く、通常とは異なる方法で汚れを落とすため料金が高くなります。

またクリーニングの方法(シミ抜き・汗抜き)や、汚れの種類・範囲によって料金が異なる場合も多いです。振袖のクリーニングを依頼する際は店舗から見積もりを取ったり、店舗に振袖を持ち込んだりして、事前に料金を確認しましょう。

振袖のクリーニング期間は約1カ月

振袖のクリーニングにかかる期間は約1カ月とされています。特に成人式の後はクリーニングを依頼する方が増えるため、数カ月以上かかる場合も多いです。

また振袖に付着した汚れの種類や範囲によっても、数カ月程度かかる場合があります。成人式の後撮りや結婚式などで振袖を着用する日が決まっている場合は、早めにクリーニング業者へ依頼しましょう。

振袖をクリーニングに出すまでの流れ

振袖をクリーニングに出すまでの流れは以下の通りです。

 

  • 振袖着用後はハンガーに掛けて湿気を飛ばす
  • 振袖や和装小物の汚れを確認する
  • 振袖専門のクリーニング店に依頼する

 

それぞれの項目について詳しく紹介します。

振袖着用後はハンガーに掛けて湿気を飛ばす

成人式を終えたら、振袖・長襦袢・帯をハンガーに掛けて、直射日光が当たらない風通しの良い場所に干し、湿気を飛ばしましょう。直射日光が当たってしまうと、振袖が変色する可能性があります。室内に干す場合も、障子越しの日差しが入らない場所を選んでください。

振袖を干す時間は最低でも2時間以上、1〜2日程度かけて干すと湿気を飛ばせます。ただし1週間以上干しておくと、生地のたるみや変色の原因になるためご注意ください。もし干すスペースに余裕があれば、帯揚げ・帯締め・重ね襟などの小物も一緒に干しておくのがおすすめです。

また振袖を干す際は、着物用のハンガーを使用します。通常のハンガーだと振袖の肩部分にシワがついてしまったり、着物の型が崩れてしまったりするからです。着物用のハンガーは呉服店などで購入できるため、振袖を購入する際に一緒に購入しておくと便利ですよ。

振袖や和装小物の汚れを確認する

振袖や長襦袢を含む和装小物は襟・袖・裾の部分に汚れが付きやすいため、重点的に確認しましょう。特に襟部分は、ファンデーション・皮脂・汗などの汚れが付きやすいです。

成人式の季節は寒く、汗はかかないと思われがちですが、思いのほか振袖や長襦袢などに汗が付着しています。汚れていないと思っていても、振袖を取り出したときに汗染みができてしまったというケースも少なくありません。たとえ目で見て汚れが見つからなかったとしても、長期間着る予定がない場合は専門店でのクリーニングをおすすめします。

また袖や裾部分も、階段の上り下りや車の乗り降りで汚れてしまう可能性が高いです。パッと見て汚れていなくても、必ず確認してください。

振袖専門のクリーニング店に依頼する

振袖をクリーニングする際は、振袖などの着物を専門に取り扱うクリーニング店に依頼しましょう。振袖を取り扱うクリーニング店は、店舗型と宅配型があります。

店舗型は自分で振袖を持ち込み、スタッフと直接クリーニングの相談をすることが可能です。一方、宅配型は郵送で振袖の受け渡しが可能なため、遠方にお住まいの方でも気軽にクリーニングを依頼できます。依頼する店舗によって料金が異なるため、あらかじめ見積もりを取ったりして自分の予算に合う店舗を探してみてください。

振袖をクリーニングに出すタイミング

振袖をクリーニングに出すタイミングは以下の通りです。

 

  • 振袖を着る予定がしばらくない場合
  • 振袖や長襦袢に汚れが見つかった場合
  • 汗をかいていた場合
  • 雨や雪にぬれてしまった場合

 

結婚式・卒業式・成人式などで振袖を着用した後、3カ月〜半年以内に振袖を再び着る機会がない場合は、振袖をクリーニングに出してから保管しましょう。また振袖や長襦袢などに汚れが付いていた場合、汚れを長期間放置してしまうと振袖が変色する可能性もあります。汚れを落とすためのクリーニング料金が割増になる場合もあるため、なるべく早めにクリーニングに出すのがおすすめです。

もし数カ月以内に振袖を着る場合、特にひどい汚れが見つからなければ、ハンガーに干して湿気を飛ばすだけで問題なく再着用できます。再着用した後は、クリーニングに出して保管してください。

また振袖を購入した場合、販売元の店舗によってはクリーニングを承っているケースもあります。どのクリーニング店に依頼するか迷った際は、一度購入した店舗に確認してみましょう。

振袖の和装小物・着付け小物のクリーニング方法

振袖の和装小物や着付け小物はクリーニング店に依頼する小物と、自宅で洗濯できるものに分けられます。小物ごとのクリーニング方法について紹介するので、ぜひ参考にしてください。

帯は振袖と同じように専門のクリーニング店に出しましょう。帯には刺繍や染めなどの装飾が施されているため、自宅で洗濯すると色落ちや型崩れする場合もあります。きれいな状態を保つためにも、必ず専門のクリーニング店に依頼してください。

長襦袢

長襦袢に正絹が使われている場合は、振袖や帯と同様に専門のクリーニング店に出しましょう。ポリエステルなどの化学繊維が使われている場合は、自宅で洗濯できる場合もあります。クリーニングに出す前に、長襦袢に付いている洗濯表示記号を確認してください。

また長襦袢をクリーニング店に出す場合、半襟付きだとNGな場合もあります。事前に半襟について確認できると安心です。

帯揚げや帯締めなどの和装小物

帯揚げや帯締めなどの和装小物も、専門のクリーニング店に出しましょう。ただし和装小物は肌に直接触れていないため、ひどく汚れていない場合は湿気を飛ばした後に保管しても問題はありません。もし長期間着用する機会がなければ、振袖や長襦袢と合わせてクリーニングに出すとよいでしょう。

肌襦袢や足袋などの着付け小物

肌襦袢や足袋などの着付け小物は、自宅での洗濯が可能です。肌襦袢や足袋などは肌に直接触れる小物なので、振袖を着用するたびに洗濯を行いましょう。洗濯表示記号を確認した上で洗濯ネットに入れたり、おしゃれ着用の洗剤を使ったりして洗ってください。

振袖の適切な保管方法

ここまで振袖や小物のクリーニング方法について紹介してきましたが、クリーニングから戻ってきた後の保管方法も注意しなければなりません。この章では振袖をクリーニングした後の保管方法について紹介します。

「たとう紙」に包んで保管する

たとう紙とは、振袖などの和服を包む紙のことです。たとう紙は吸湿性があるため、カビの原因となる湿気を防いでくれます。振袖をクリーニングに出すと、たとう紙に包まれた状態で返却されるため、そのままの状態で保管しましょう。

半年から一年に一度は風通しを行う

きれいなたとう紙に包んだ状態で振袖を保管しても、時間が経てば湿気によってシミやカビが発生するケースもあります。半年から1年に1度は振袖の換気も兼ねて、たとう紙の状態を確認しましょう。もし、たとう紙の状態がよくなければ、新しいものに買い替えます。たとう紙は呉服店やネットなどで購入できるため、なるべく早めに取り替えましょう。

また長期保管に適した専用袋「シルクパック」に入れて振袖を保管するのもおすすめです。袋内の酸素を取り除き、安全な不活性ガスを注入することで酸化によるシミ・カビ、生地の劣化を防いでくれます。金銀箔の付いた振袖の変色を防止でき、虫干しなどが不要なため、長期保管する際はぜひ「シルクパック」を検討してみてください。

「一蔵」の振袖レンタルなら保管やお手入れも必要ナシ!

一蔵の振袖レンタルでは着用後にそのまま返却できるため、保管やお手入れをする必要がありません。クリーニング不要で返却できるため、お客様の手間をかけずにお好きな振袖をレンタルできます。

また振袖レンタルには、振袖だけではなく和装小物も一式レンタル可能です。さらに前撮り撮影も含まれているため、振袖を着用した記念写真を残せますよ。一蔵の振袖レンタルプランが気になる方は、ぜひ以下よりご確認ください。

振袖レンタルプラン |一蔵【公式】

まとめ:振袖を着た後は必ず汚れチェック&お手入れを

振袖を着た後は必ず汚れをチェックして、シミや汚れが付いていたり、長期保管したりする場合はクリーニングに出しましょう。目立つ汚れがなく、再着用する日程が近い場合は、着物用のハンガーに掛けて湿気を飛ばして保管します。長襦袢や和装小物などが汚れている場合も、クリーニングに出すときれいに長期保管できますよ。

もし振袖のクリーニングや保管などが面倒であれば、振袖のレンタルがおすすめです。一蔵では、振袖を着用した後にそのまま返却できます。振袖の種類も豊富に取りそろえているため、振袖選びで悩んでいる方はぜひご試着にお越しください。