成人式以来、振袖を着ていないという方も多いかもしれませんが、それ以外にもパーティーなど振袖を着られる機会はたくさんあります。
しかし、どんなパーティーで振袖を着ていっていいものなのか悩むところです。
そこで、今回は成人式以外に振袖を着られる機会と、振袖を着ていくシーン別の注意点をついて解説します。
振袖を楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
1.振袖は卒業式や初詣、友人の結婚式などで着られる
振袖は未婚女性の第一礼装であり、格式高い場所にふさわしい装いです。
例えば、卒業式や初詣、友人の結婚式や祝賀会などのパーティー、お見合い・結納などに着ていく装いにぴったりです。
それぞれの場に振袖を着ていく際に注意しておきたいポイントを5つご紹介します。
1-1.振袖をパーティーに着ていく場合
各種パーティーや祝賀会などに出席する際に振袖を着ていく場合は、会場の雰囲気や参加者の顔ぶれを考えましょう。
事前にドレスコードについて、主催者側から案内や連絡がないかも確認しておくことが大切です。
パーティーに着ていくなら、新年会など和式を重視する式典などがおすすめです。
パーティーには洋装で参加する人が多く、振袖は周囲の注目を集めるでしょう。
振袖で参加するなら、所作には十分に気を配る必要があります。
また、飲食するケースも多いので、袖汚れなどには注意しましょう。
1-2.卒業式には袴を合わせて着るケースも
成人式の次に振袖を着るケースとして多いのは、卒業式です。
卒業式では振袖の下に袴を合わせるのが一般的ですが、振袖のままでも参加できます。
袴と合わせて昔の女学生風コーデなど、成人式のときとは違ったコーディネートを楽しむのもいいでしょう。
1-3.結婚式・披露宴に着ていく場合
友人や親戚の結婚式・披露宴に第一礼装である振袖を着て参加するのは、何の問題もありません。
ただし、結婚式・披露宴の主役は新婦です。
新婦よりも目立たない程度の華やかな花柄の振袖と、シンプルなヘアスタイルにするのがおすすめです。
振袖だけでも華やかなので、ピアスやネックレスといったアクセサリーは不要です。
振袖は未婚女性が着るものですから、最後の機会に婚礼衣装として着るのもいいでしょう。
成人式とは帯の結び方を変えたり、帯締めをよりゴージャスにしたりすることで、婚礼衣装としての気品が高まります。
1-4.お見合いや結納で着ていく場合
昔からお見合い写真は振袖姿が定番です。
フレンチレストランなどでお見合いをする場合は、ミスマッチになってしまう可能性がありますが、料亭やホテルなどかしこまった場所でのお見合いには振袖がぴったりでしょう。
明るい色の振袖にすれば、振袖の優雅さや上品さだけではなく華やかさも演出することができます。
ただし、あまりにも華やかすぎる柄は避けた方がよいでしょう。
ヘアスタイルは上品なアップスタイルが適しています。
結納は結婚の契約を結ぶ儀式であり、未婚女性にとって結婚前に行う最後の重要イベントの1つです。
ただし、結納で振袖を着る場合は、服装バランスを考えて両家の母親も和装で統一する必要があります。
事前に両家で相談することをおすすめします。
色は、白やピンクなどの淡い色やおめでたいイメージの赤い振袖がおすすめです。
柄も吉祥柄や季節に合ったものを選ぶといいでしょう。
結納は会食を伴うのが一般的ですから、ヘアスタイルは邪魔にならないようにアップスタイルが適しています。
1-5.振袖は訪問着として仕立て直すことで長く着られる
結婚後は振袖は着られません。
しかし思い出の詰まった振袖をタンスの奥にしまっておくのも、もったいないと感じるでしょう。
そこで、大切な振袖を訪問着として仕立て直せば、結婚してからも長く着られます。
子どもが生まれたら、お宮参りや七五三、入学式・卒業式などのイベントでも活躍してくれます。
また、振袖のまま大切に保管しておいて、娘の成人式で「ママ振り」として活用するというのも素敵です。
2.振袖は成人式以外にも活躍の場がたくさん
「振袖は成人式しか着ないのでは?」と思われがちですが、卒業式や友人の結婚式、初詣や各種パーティーなど着ていける場所はたくさんあります。
振袖は未婚のうちしか着れませんが、袖を短くして訪問着として仕立て直すことで長く着られます。
振袖専門店「一蔵」では振袖を購入された方に限り、訪問着へ仕立て直したり他の着物へ交換するなどのサービスにも対応しています。
何度でも着たいと思えるような素敵な振袖をたくさんご用意していますので、ぜひ一度足をお運びください。