「振袖に似合う結婚式のヘアアクセサリーはどんな種類がある?」
「結婚式に参列するときの髪型のマナーが知りたい!」
結婚式にお呼ばれしたけれど、振袖に似合う髪型やヘアアクセサリーでお悩みの方は多いのではないでしょうか。結婚式はフォーマルな場であるため、フォーマルな場にふさわしい髪型やヘアアクセサリーを選ぶことが大切です。
本記事では、振袖に似合う結婚式の髪型やヘアアクセサリーについてご紹介します。また、振袖に似合う結婚式の髪型に仕上げるマナーやポイントについてもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
【ヘアスタイル別】振袖にぴったりな結婚式の髪型
振袖にぴったりな結婚式の髪型について、ヘアスタイル別にご紹介します。ヘアスタイルに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
ショート|耳掛け・サイド編み込み・かき上げヘア
ショートヘアの方におすすめの髪型は、耳掛け・サイド編み込み・かき上げヘアの3つです。耳を出すことで清潔感を演出し、結婚式のようなフォーマルな場にふさわしい髪型に仕上がります。
ベリーショートの場合は毛流れを整えたうえで、サイドを耳掛けすればすっきりとした印象に。ショートボブであれば、サイド編み込みがおすすめです。また、前髪をかき上げることで、大人っぽく上品な雰囲気になります。
ミディアム|ゆる巻きシニヨン・シンプルシニヨン・編み込み
ミディアムヘアの方におすすめの髪型は、ゆる巻きシニヨン・シンプルシニヨン・編み込みの3つです。振袖にはアップスタイルが似合うため、ミディアムくらいの長さであればまとめるのが良いでしょう。うなじが見えて、後ろ姿も美しく魅せられます。
振袖がかわいい雰囲気であれば、髪の毛をゆるく巻いたシニヨンや編み込みがおすすめです。一方、クールで大人な雰囲気の振袖であれば、シンプルにまとめたシニヨンが似合います。
ロング|編み込みシニヨン・ギブソンタック・夜会巻き
ロングヘアの方におすすめの髪型は、編み込みシニヨン・ギブソンタック・夜会巻きの3つです。ロングヘアは髪の毛が長い分、様々なヘアアレンジを楽しめますが、ハーフアップやダウンヘアは避けるのが無難。フォーマルな場にふさわしい、アップスタイルを選びましょう。
ただしアップスタイルでも、主役である花嫁よりも目立たないようにまとめましょう。ボリュームがありすぎない編み込みシニヨンや、コンパクトにまとめられるギブソンタックがおすすめです。大人っぽい雰囲気の振袖であれば、夜会巻きにしても素敵ですよ。
結婚式におすすめ!振袖に合わせるヘアアクセサリー
結婚式にふさわしい振袖に合うヘアアクセサリーは、以下の5つです。
- つまみ細工
- パールピン
- バレッタ
- かんざし
- ヘアピン
それぞれの特徴についてご紹介します。
つまみ細工
つまみ細工とは、縮緬(ちりめん)などの布をつまみ、美しい花々を作り出す伝統工芸のことです。繊細でありながら華やかさもあるため、めでたい席のヘアアクセサリーとしてもぴったりです。振袖に描かれた文様と合わせたつまみ細工を取り入れれば、統一感のあるコーディネートに仕上がります。
パールピン
パールピンとは、Uピンの先に1粒のパールが施されたピンのことです。ヘアスタイル全体にパールをつけられるため、華やかなヘアスタイルに仕上がります。パールを使ったヘアアクセサリーは程よい光沢感で、煌びやかすぎないため、昼の挙式や披露宴にもおすすめです。
バレッタ
バレッタとは、髪を留め具ではさんでまとめるヘアアクセサリーのことです。結婚式で身につける場合は、ビジューやパールなどが施された華やかさのあるバレッタを選びましょう。ただし、大きすぎるバレッタは、主役である花嫁より目立ってしまう可能性があるため、避けるのが無難。また、昼の挙式・披露宴では、煌びやかすぎるアクセサリーはふさわしくないため、輝きが少ないパールや天然石のものを選ぶと良いでしょう。
かんざし
かんざしとは、結ってまとめた髪の毛をまとめる日本由来のヘアアクセサリーのことです。シンプルでありながらも上品に髪の毛をまとめられるため、結婚式のヘアアクセサリーとしてぴったりです。結婚式では、丸い玉飾りが上品な「玉かんざし」や、三味線のバチ型に似ている「バチ型かんざし」がおすすめです。
ヘアピン
ショートやボブなどの方がサイドをまとめる時は、シンプルなヘアピンを使用するのがおすすめです。振袖の雰囲気に合わせてゴールドやシルバーのヘアピンでアレンジすることで、華やかさを演出できます。
振袖に似合う結婚式の髪型に仕上げる6つのポイント
振袖に似合う結婚式の髪型に仕上げるには、以下の6つのポイントを押さえましょう。
- 基本的にはアップスタイルを施す
- 新婦より目立たない髪型にする
- 生花を使ったヘアアレンジはNG
- ヘアアクセサリーの色味は振袖と同系色で揃える
- 着物のヘアセットが得意な美容院を選ぶ
- 自分でヘアセットする際は整髪料の扱いに注意
それぞれのポイントについてご紹介します。
基本的にはアップスタイルを施す
振袖を含む着物のときは、アップスタイルがおすすめです。アップスタイルにすると、清潔感のある印象を演出しながら、うなじがすっきり綺麗に見えて女性らしさを引き立ててくれます。
また結婚式などのフォーマルな場では、きちんと感のあるアップスタイルが良いとされています。ダウンスタイルはカジュアル・ラフな印象があるため、フォーマルな場ではなるべく控えましょう。
新婦より目立たない髪型にする
結婚式の主役は新郎新婦であるため、ゲストは新郎新婦より目立つ装いを避けるのがマナーです。 振袖など着物のときも、目立つ装いを避けるマナーは変わりません。主役は花嫁という意識を忘れずに、髪型を決めましょう。
結婚式で振袖を着ているだけでも、存在感は非常に華やかです。そのため、髪型を考えるときは「華やかにしすぎない」ことを意識しましょう。「ちょっと控えめかな…?」と思うくらいで十分だと考えておけば問題ありません。着物の華やかさを引き立て、なおかつ花嫁よりも目立つことを避けるには、髪型はあえてシンプルにまとめるのが良いでしょう。
生花を使ったヘアアレンジはNG
結婚式では、生花を使ったヘアアレンジは、マナー違反となります。新婦が生花を使ったヘアアレンジをおこなうことが多いため、新婦と被らないように避けるのが無難です。成人式ではOKだったヘアアレンジであっても、結婚式ではマナー違反となる場合が多いため、ご注意ください。
また、振袖用として販売されているものは、成人式用の華やかなものが多いですが、結婚式のときはシンプルなものを選ぶのが正解です。 飾りが小ぶりなものや、あまりキラキラしすぎてないもの、シンプルなものなどを選びましょう。
ただし「なるべくシンプルなアクセサリーを選ぶ!」と考えすぎて、振袖と釣り合わない安っぽい雰囲気のものや、カジュアルすぎるアクセサリーを選ぶのはNG。迷ったらお店の人に相談して、振袖にふさわしい上質で品があるものを選ぶようにしましょう。
どうしても華やかなヘアアクセサリーしかない場合は、つける位置を工夫してみるのはいかがでしょうか。同じ髪飾りでも、付ける位置を変えると相手に与える印象も変わります。
ヘアアクセサリーの色味は振袖と同系色で揃える
ヘアアクセサリーの色味で迷った場合は、振袖と同系色のものを選びましょう。振袖と同系色のヘアアクセサリーであれば、振袖姿になじみ、控えめで落ち着いた印象を与えられます。
写真のように複数の色が使われている振袖を着る場合は、振袖に使われている色とヘアアクセサリーの色を合わせると良いでしょう。赤・白・紫を使った振袖に、同じく赤・白・紫を使ったヘアアクセサリーを合わせることで、統一感のあるコーディネートに仕上がります。
着物のヘアセットが得意な美容院を選ぶ
美容院で振袖のヘアセットを予約する場合は、着物のヘアセットが得意な美容院を選ぶのがおすすめです。たとえば、同じシニヨンのアレンジであったとしても、和装と洋装に似合うシニヨンは異なります。着物のヘアセットが得意な美容室を選ぶことで、理想のヘアスタイルに仕上がります。
もし、ホテルでの結婚式にお呼ばれした場合は、ホテルの美容院で予約するのも良いでしょう。ホテルの美容院であれば、結婚式のゲストのヘアメイクに慣れているので安心です。
行きつけの美容院で予約する場合は「こういう振袖を着るのでこういう髪型にしてほしい」と、イメージを共有しておくと良いですよ。事前にイメージを共有することで、ヘアセット当日も、スムーズに進めることができます。
自分でヘアセットする際は整髪料の扱いに注意
振袖の着付けやヘアセットを自分でおこなう際は、整髪料が振袖に付着しないよう扱いに注意しましょう。もし、整髪料が振袖に付いてしまうと、汚れやシミの原因となります。クリーニングでは除去できない場合もあるため、レンタルの場合は特に注意が必要です。
振袖を汚さないためにも、ヘアセットをおこなった後に着付けをしましょう。前空きのシャツなどを着用した状態でヘアセットをおこなえば、ヘアセットを崩さず着付けできます。もし、着付け後にヘアセットをおこなう場合は、振袖の上からケープを羽織ることで汚れを防いでください。
まとめ
結婚式などのフォーマルな場では、顔まわりをすっきり見せる耳掛けやアップスタイルがおすすめです。ショート・ミディアム・ロングと、髪の毛の長さによっておすすめの髪型が異なるため、今回ご紹介した髪型をぜひ参考にしてください。
また、振袖に似合う結婚式の髪型に仕上げるには、新婦より目立たないシンプルな髪型を選びましょう。派手すぎるヘアアクセサリーや、生花を使ったヘアアレンジはNGのため、ご注意ください。
ICHIKURAでは、成人式だけでなく、結婚式にも着用できる振袖の購入・レンタルが可能です。また、成人式に振袖を購入したけれど、結婚式では違った雰囲気の小物を合わせたい場合や、小物のみの購入・レンタルも承っています。結婚式の振袖コーディネートでお悩みであれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。