お呼ばれした結婚式で振袖を着るのは、未婚女性ならではの楽しみのひとつ。服装のマナーを守って華やかに装いたいものですよね。そこで、結婚式に参列するときに気をつけたい髪型のポイントを6つご紹介します。
1、花嫁より目立たない
結婚式の主役は新郎新婦。ですから、ゲストは新郎新婦より目立つ装いをしないのが結婚式の基本のマナーです。 和装のときもこの基本は変わりません。主役は花嫁という意識を忘れずに、髪型を決めるようにしましょう。
振袖を購入する人も、レンタルする人も、まずはお気に入りの振袖を見つけよう♪
振袖を着ているだけでも、その存在感は非常に華やか。ですから、髪型を考えるときはまず「華やかにしすぎない」ことを意識する必要があります。ちょっと控えめかなと思うくらいで十分だと考えておけば、まず大丈夫でしょう。
2、シンプルにまとめる
着物の華やかさを引き立て、なおかつ花嫁よりも目立つことを避けるには、髪型はあえてシンプルにまとめるのが正解です。 ミディアムからロングヘアの方は、シンプルなアレンジスタイル。花嫁の華やかなアレンジとかぶらないよう、すっきり上品にまとめるスタイルがおすすめです。
ショートヘアの方は、そのままの髪型でも大丈夫。毛がぺちゃんこになりやすい人は、逆毛を立てたりヘアピースをプラスしたりなどして適度なボリュームを出すと適度な華やかさを演出することができます。
3、アップスタイルがおすすめ
和装のときは、髪型はアップスタイルをおすすめします。 アップスタイルをおすすめする理由は2つ。ひとつめは、アップスタイルにするとうなじがすっきりきれいに見えること。そしてもうひとつは、整髪料などで着物が汚れにくくなることです。 ボブやミディアムヘアなど、アップスタイルがぎりぎりできるかできないかという長さの人も、担当してくれる美容師さんと、うなじをすっきり出すアップアレンジができないか相談してみるといいでしょう。
長さによっては、ヘアアクセサリーなどを活用してアップスタイルをすることもできるはずです(なお、写真に使用しているヘアアクセサリーは結婚式につけるにはやや大きめです。実際にお呼ばれ結婚式に使う際には、もう少し控えめのものがおすすめです)。
4、派手すぎる髪飾りは避ける
ヘアアレンジのときに欠かせない髪飾り。振袖用として販売されているものは華やかなものが多いのですが、お呼ばれ結婚式のときはできるかぎりシンプルなものを選ぶのが正解です。 飾りが小ぶりなもの、あまりキラキラしすぎないもの、シンプルなものなどを選ぶようにするといいでしょう。
ただし、なるべくシンプルなものをと考えすぎて、振袖と釣り合わないものや安っぽい雰囲気のものを選ぶのもNG。迷ったらお店の人に相談するなどして、振袖にふさわしい、上質で品があるものを選ぶようにしましょう。 どうしても華やかなものしかない場合は、つける位置を工夫してみるのはいかがでしょうか。同じ髪飾りでも、付ける位置を変えると相手に与える印象も変わります。
5、髪飾りは、振袖と同系色を選ぶ
髪飾りを選ぶときに迷ったら、振袖と同系色のものを選ぶようにすると振袖姿になじみ、控えめで落ち着いた印象を与えることができます。 写真のように複数の色が使われている振袖を着る場合は、振袖に使われている色と髪飾りの色を合わせるといいですよ。この写真では、赤、白、紫を使った振袖に、同じく赤、白、紫を使った髪飾りを合わせています。
なお、お呼ばれ結婚式で赤の振袖を着るときには、事前に花嫁に確認を取ることをおすすめします。和装で結婚式を上げる場合、花嫁はお色直しで赤の振袖を着るケースがよくあります。当日花嫁のお色直し衣装と色が被って気まずい思いをしないよう、気をつけてくださいね。
6、美容院予約するなら、着物スタイルが得意なお店に頼む
同じヘアメイクでも、和装に似合うものと洋装に似合うものは違います。美容院で予約をする場合は、和装に慣れたところに依頼することをおすすめします。 ホテルでの結婚式にお呼ばれした場合は、ホテルの美容院でお願いするのがベター。ホテルの美容院は、結婚式のゲストのヘアメイクに慣れているので、安心です。 また、当日のヘアメイクは着物の着付けの前に行います。美容院には、「こういう振袖を着るのでこういう髪型にしてほしい」と振袖と希望の髪型の写真を持参しておくとイメージも伝わりやすくいいですよ。
まとめ
お呼ばれ結婚式に振袖を着るときの髪型も、基本のポイントは洋装と同じく「花嫁より目立たないよう、上品に、控えめにまとめること」です。ヘアカタログや写真などを参考にしながら、お呼ばれ結婚式に華を添える素敵な髪型を探してみてくださいね。