結婚式で振袖着るのはあり?ゲストが振袖を着る時のマナーは?

友人から結婚式の招待状が到着…。自分のことのようにうれしくなる半面、「何を着ていこうか?」と考えたことはありませんか。成人式に振袖を購入された方やこの機会にも着てみたいと思っておられる方に、友人の結婚式で「振袖」を着用したいときに役立つ情報をご紹介します。

1.結婚式で振袖着る時のはあり?

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友人の晴れの日を祝福したい!今まで一緒に過ごしてきた時間や思い出を考えると、最高の式になるように願うものです。そのためには、できるだけおしゃれにしたいですよね。「何を着ていったらいい?」「成人式で振袖を着たけど、この機会にも着てもいいかな?」など考えた経験もおありではないでしょうか。

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もちろん、振袖を着用されて問題はありませんので、お持ちであれば、ぜひ着用なさることをお勧めいたします。今では少なくなった和服姿ですが、振袖は着物の中でも豪華なもので、未婚女性が着用できる着物として「正礼装」なのです。

未婚女性の場合は、ゲストとして振袖を着用しても差支えありませんが、「振袖の着用までは抵抗があるけど、着物は着たい」ということもあるでしょう。その場合、「訪問着」や少し格を上げた「三ツ紋の色留袖」も選択肢にはいります。

和服での出席はとても喜ばれますので、お持ちの場合は周囲のバランスを配慮したうえで、ぜひ振袖を着用なさることをお勧めします。

2.教会式でも着て行っても大丈夫?

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教会やキリスト教式の結婚式で挙式する友人から招待されたとき、新郎新婦のどちらかがクリスチャン(信者)である場合があります。とはいえ、キリスト教式の結婚式や教会での挙式であっても、振袖は正礼装ですから、ゲストの着物の着用ができないということはありません。新郎新婦が和装で挙式する場合もあるくらいです。

しかし、新郎新婦や周囲の方の気持ち、また結婚式の格などを配慮する方もいらっしゃいます。新郎新婦側から「和装での出席は不可」と拒否される場合やドレスコードを指定されることもあるようです。

とはいえ、和装の中でも振袖は「正礼装」に格付けされています。そのため、着用に問題はありません。気になる場合は、事前に着物を着用してもよいか尋ねておくといいでしょう。なんといっても、友人を祝福するための慶びの日になる「結婚式」ですから、新郎新婦の気持ちを優先させることも大切です。

3.おさえておきたい振袖のマナー(振袖の種類・色柄について)

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振袖には、本振袖と呼ばれる「大振袖」や「中振袖」、「小振袖」と袖の長さに合わせた種類から選ぶことが可能です。振袖の「袖の長さ」が、長ければ長いほど格式は高くなります。

本振袖とも呼ばれる「大振袖」は、新婦が和装の花嫁姿を披露されるときに着用される着物でもあります。そのため、主役である新郎新婦が和装の場合には、新婦よりも控えめな振袖を選び、色や柄、雰囲気などがかぶらないよう注意することが重要です。

ご友人が挙式の際に大振袖を着用する情報を得られたなら、ゲストとして招待された方は、少し格を下げた「中振袖」を和装として選ぶことがマナーといわれてきました。また、10代で結婚式に招待されることがあるなら、袖が短めの「小振袖」もお勧めです。茶会やお出かけにも着用することもでき、かわいらしいフレッシュなイメージのある着こなしができます。

とはいえ、成人式に「大振袖」を着用するため、結婚式のゲストとして招待される方々も「大振袖」しか持っていないこともあるでしょう。そのため、最近では招待された結婚式が、よほど格式を重んじる挙式や披露宴でなければ、大振袖を着用される方も増えています。

4.何歳まで振袖着ても良い?

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お気に入りの振袖があると、できるだけ長く着用したいと思うものです。未婚女性や若いころは、振袖が「正礼装」といわれますが、年齢が関係してくるのであればいつごろまで着用できるのか気になりませんか。

以前は、振袖は13歳~24歳の間に開かれる特別な式に着用する和装といわれてきました。しかし、今では年齢制限をするよりも、既婚か未婚かで着用の可・不可を決めることが増えています。そのため、20代後半であっても問題なく着用できますし、30代の女性も着物を選ぶ際に振袖を着用する方も増えました。

未婚の女性が、派手過ぎず周囲とのバランスが取れる色や柄を選ばれるなら、30代~40代の女性が振袖を着用することもできます。特に、ゲストとして出席される場合は、周囲とのバランスを配慮した振袖を選ぶことが大切です。新婦と色や柄がかぶってしまう振袖にならず、TPOに合わせた選び方や着用の仕方をしているか注意しましょう。

まとめ

ゲストとして出席する場合にも、晴れの日にはおしゃれにしておきたいものです。それには、「正礼装」の振袖は最高の衣装になります。とはいえ、婚礼マナー少しずつ変わっているので、会場や結婚式のスタイルによって、厳しいドレスコードを適用しなくてもよい場合が増えました。それでもやはりお祝いの席ですから、新郎新婦やそのご家族やご親族、周囲のほかのゲストも配慮して、和装を選び楽しみましょう。