そこで、今回は成人式でもOKなネイルのタイプやネイルマナーについて解説します。
目次
成人式でネイルしなくても大丈夫
成人式では、必ずしもネイルをして行かなければならないわけではありません。
ただし、式の前後には友人同士などで写真を撮る機会も多いうえ、食事中など、意外と手元が目立ってしまうシーンも少なくありません。
写真に残ることも意識して、自分らしく、着用する振袖に似合うネイルをぜひ探してみましょう。
振袖に似合うおすすめのネイルのデザイン
振袖に似合うおすすめのネイルデザインは、以下の4つです。
- 振袖の柄を取り入れたデザイン
- 和モチーフを取り入れたデザイン
- 品のあるシンプルなデザイン
- アクセントカラーを取り入れたデザイン
振袖の柄を取り入れたデザイン
振袖に描かれている柄をネイルに取り入れることで、統一感のあるおしゃれなコーディネートに仕上がります。振袖に描かれているメインの柄を取り入れたデザインや、振袖の一部分を模写したようなデザインを取り入れても素敵です。
和モチーフを取り入れたデザイン
和モチーフを取り入れたデザインも、振袖との相性がよいです。水引デザインのネイルや、その年の干支に合わせた動物デザインなど、日本らしさを取り入れたモチーフがおすすめです。また金箔を施すことで、和風らしい豪華な印象のネイルに仕上がります。
品のあるシンプルなデザイン
振袖だけでなく日常にも馴染むネイルに仕上げたいなら、品のあるシンプルなデザインがおすすめです。ワンカラーやフレンチネイルであれば、爪先を上品かつきれいに見せてくれるので振袖にもマッチします。シンプルだけど華やかさを出したい場合は、グラデーションやマグネット、ニュアンスネイルなどで華やかさを演出できます。
アクセントカラーを取り入れたデザイン
振袖のアクセントになるカラーを取り入れることで、振袖の綺麗な色味を引き立たせられます。例えば振袖のメインカラーが赤の場合、反対色である青や緑などをネイルカラーにするのがおすすめです。
振袖を着る際に気をつけたい6つのネイルマナー
成人式の振袖に合わせるときのネイルマナーは次の通りです。
・気を付けるべき6つのネイルマナー
- 振袖・帯・帯締め・帯揚げに使われている色をベースに選ぶ
- 振袖の色のトーン(濃淡)に近いものにする
- 長すぎる爪はNG(振袖に引っかからない程度の長さに整える)
- ストーンやスカルプチャーなどの飾りは控えめに&振袖に引っかからないように
- ラメや和柄シールなど凹凸が少なめの装飾がベター
- 振袖とのバランスを考える(主役がネイルにならないように)
振袖コーデに使われている色をベースに選ぶのは基本中の基本ですが、トーン(濃淡)は意外と見落としがちですので注意してください。淡い色の振袖なのにネイルは濃い色とならないようにトーンを揃えるのも大切です。
成人式ではネイルも華やかに
着物を着るときは、ネイルはヌードカラーやフレンチネイルのような控えめなものに、爪の長さもあまり長すぎるのはNGとされています。
それは一般的に着物を着るのが結婚式など幅広い年齢の方が集まる場であり、年配の方からすれば若い世代のネイル常識は通用しないケースが少なくないからです。
派手な色やストーンなどの飾りをつけたネイルは避けるのが和服のネイルマナーと考えられています。
しかし、成人式では集まる人たちは同年代ばかりですから、華やかなネイルもOKです。写真や食事など手元が目立つ機会も多く、振袖の色や柄に合わせた爪のおしゃれを楽しんでください。
ネイルの種類を把握しよう
振袖に似合うネイルデザインやマナーを押さえたうえで、ネイルの種類についても確認しておきましょう。今回は、4種類のネイルについてご紹介します。
- ポリッシュ(マニキュア)
- ジェルネイル
- ネイルシール
- ネイルチップ
ポリッシュ(マニキュア)ネイル
ポリッシュ(マニキュア)ネイルは、色やラメが入った液体を爪に塗ってデザインを楽しめるネイルのことです。塗ったあとに乾かすだけで固まるため、手間をかけずに好きなデザインを楽しめます。
ポリッシュは除光液を使って簡単に落とせるため、短期間のネイルを楽しみたいときに便利です。最近では100円ショップや雑貨店などでも、カラーバリエーション豊富なポリッシュを購入できます。
セルフネイルをしたい方や、短期間のネイルを楽しみたい方におすすめです。
ジェルネイル
ジェルネイルとは、樹脂でできた液体を爪に塗りUVライトを使って樹脂を固めるネイルのことです。自爪に樹脂がコーティングされているため色やパーツが取れにくく、長期間ネイルを楽しめます。
最近ではセルフ用のジェルネイルも増えてきたため、機材を揃えればサロンに近いクオリティのネイルに仕上がります。成人式が終わっても長期間ネイルを楽しみたい方や、ネイルパーツをしっかりと固定したい方におすすめです。
ネイルシール
ネイルシールは、シールを爪に貼り付けてデザインを楽しめるネイルのことです。自分の好きな位置にシールを貼って、トップコートで固定するだけで簡単にネイルを楽しめます。
ネイルシールはポリッシュと同様に、100円ショップや雑貨店などで購入可能です。ただし、耐久性は低いため、接着力が弱いと手洗いしたときに落ちてしまう可能性もあります。短期間だけネイルを楽しみたい方におすすめです。
ネイルチップ
ネイルチップとは、あらかじめデザインが完成されたチップを自爪に貼り付けるネイルのことです。両面テープや自爪専用の接着剤でチップを貼り付けるだけなので、手間をかけずにネイルを楽しめます。
ネイルチップを剥がしたあとは、そのまま保管して再利用もできます。デザインにこだわりたいけれどサロンに行ったり、自分でネイルアートをしたりする時間がない人方におすすめです。
ネイルチップを選ぶときは、自爪の大きさに合ったものを選びましょう。爪が長い人は、チップがはみ出ないように爪を削るなどして調整してください。
また、ネイルチップを爪に貼り付けるときは、慣れない方は両面テープタイプがおすすめです。接着剤タイプを使用するときは、外す際に爪に負担がかからないよう慎重に外しましょう。
振袖ネイルをセルフで仕上げるときのメリット・デメリット
「お気に入りの振袖に似合うネイルを自分でやってみたい!」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。この章では、振袖ネイルをセルフで仕上げるときのメリット・デメリットについてご紹介します。
セルフネイルのメリット
セルフネイルのメリットは、サロンに行くよりもネイルにかかる費用を抑えられることです。ジェルネイルの場合、UVライトなどの専用機材を揃える必要もありますが、最近では100円ショップや雑貨店などで比較的安く機材を揃えられます。
またセルフネイルは自宅で施術できるため、忙しくてネイルサロンに行けない方にもおすすめです。スキマ時間を使って、自宅でネイルができます。
そしてセルフネイルであれば、自分で考えたデザインを自分で表現できます。デザインに飽きたら、気分に合わせてデザインを変更できるのも魅力です。
セルフネイルのデメリット
セルフネイルのデメリットは、作業になれていないと綺麗に仕上がらないことです。ポリッシュやジェルの場合は塗り方を間違えると、まばらな色になってしまったり、指に色がはみ出てしまったりします。
また、利き手ではない爪を仕上げるときは、慎重に作業をおこなう分、時間がかかってしまう可能性もあります。細かい作業が苦手な方や、納得できるデザインに仕上げたい場合は、余裕をもったスケジュールでネイル作業をおこなうことが大切です。
セルフネイルの前には必ず爪の汚れや余分な油分を落とす
セルフネイルをする前は、爪の表面の汚れや余分な油分を落としましょう。爪の表面に汚れや油分がついたままネイルをすると、ネイルが取れやすくなります。綺麗なネイルを維持するために、必ず汚れと油分を除去しましょう。
爪の汚れや油分を落とすときは、ポリッシュリムーバー(除光液)やアルコールなどで爪表面を軽く拭き取るのが便利です。もし手元にない場合は、せっけんを使って手をしっかり洗い、清潔で乾いたタオルなどで水分をしっかり拭き取ってください。
振袖ネイルをサロンで仕上げるときのメリット・デメリット
「綺麗なネイルに仕上げる自信がない…」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。この章では、振袖ネイルをサロンで仕上げるときのメリット・デメリットについてご紹介します。
サロンネイルのメリット
サロンネイルのメリットは、クオリティの高いネイルデザインに仕上がることです。ネイルのプロが丁寧に仕上げてくれるため、自分でネイルをするよりも綺麗に仕上がります。
またネイルを施す前に自爪を整えたり、自爪のケアをしてくれたりする場合もあるため、ネイルの持ちがよいのもポイントです。ジェルネイルの場合は個人差があるものの、約3〜4週間程度はツヤツヤのネイルで過ごせます。
サロンネイルのデメリット
サロンネイルのデメリットは、セルフよりも費用がかかってしまうことです。ネイルサロンによって異なりますが、ジェルネイルでワンカラーの場合でも、約五千円前後はかかってしまうでしょう。
また人気のネイルサロンの場合は、希望日に予約できない場合もあります。振袖を着用する日程がわかったら、すぐに予約することが大切です。
またネイルサロンの施術時間は、デザインにもよりますが約1時間半〜3時間ほどかかる場合もあります。来店時間が遅れてしまうと、希望のデザインが施術できない場合もあるため、余裕を持ったスケジュールで予約しましょう。
まとめ:成人式には派手すぎない程度のネイルがおすすめ
成人式では、派手すぎない程度のネイルであればOKです。振袖の柄や和モチーフをネイルデザインに取り入れることで、振袖の雰囲気と合うネイルに仕上がります。また、品のあるシンプルなネイルや、アクセントカラーを取り入れるのもおすすめです。
ただし、ネイルを施す際は爪が長すぎたり、振袖に引っかかったりする飾りは避けましょう。振袖を着用したときにネイルが主張しすぎないように、今回ご紹介した6つのマナーを押さえて、振袖に似合うネイルに仕上げてください。
ICHIKURAでは、成人式や結婚式などセレモニーの場にふさわしい振袖を数多く取り揃えています。振袖の知識が豊富なコーディネーターが、ご家族やお嬢様のご要望をお伺いしたうえで、丁寧にご案内させていただきます。ぜひお気軽にお問い合わせください。