振袖の柄として多く描かれているバラ。西洋の花の中で最も多く着物のデザインに使われている花といえるでしょう。華やかで大変豪華なデザインに憧れる女性がたくさんいます。どのような着物があり、どんなコーディネートができるのか、たっぷりとご紹介します。
1.振袖に描かれたバラの意味は?
現代柄の振袖として最も多く使われるのがバラの花です。桜や牡丹などと異なり、西洋花であるバラは伝統的に着物に使われてきた花ではありません。しかし、桜や牡丹と同じくらい華やかさがあり一般にも愛されているバラは、現代では着物の柄として非常に多く使われています。
バラは種類が非常に多く、花言葉もたくさんあります。たとえば、青いバラはこれまで作ることが難しかったことから「奇跡、不可能」という花言葉でした。しかし、現代になって青いバラの生産が可能になったことから、花言葉も「夢が叶う」に変わりました。何ともロマンチックな話ですね。
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華やかなバラは振袖には非常に多く使われており、色柄のバリエーションがとても豊富に揃っています。そもそもカラーが多い花なので、どんな地色の振袖にも使えるのも人気の秘密のようです。色や描き方の組み合わせによって、可憐にも大胆にもゴージャスにも着こなせるのがバラ柄の振袖の魅力といえるでしょう。
2.バラが描かれた振袖コーデ集
黒×赤×白のコントラストがとても美しい振袖です。肩、袖、胴回りの黒×赤のダイヤ柄が強いイメージですが、そこに紅白の大輪のバラがふんだんにあしらわれることで、女性らしさを醸し出しています。
バラ柄ですが白地に紫の着物なので、大人っぽい静けさのある振袖です。流れる川のような紫を背景に幻想的なバラがたくさん散りばめられています。一見控えめなようですが非常に個性的な着こなしです。他の人とはひと味違ったバラを着たい方におすすめです
大人らしさと可愛らしさが兼ね備わったバラ柄です。白×赤の部分は可愛らしいバラですが、黒のバラも加わることで大人の雰囲気を高めています。三色のバラで、裾にひらりと舞う艶やかな蝶のデザインを引き立てています。
まるで動物柄のようなインパクトのある振袖です。白地に濃い紫と茶色を使って大胆にバラを描いています。華やかさだけでない個性の強いバラ柄を着てみたい方におすすめの一枚です。
花数は少なめながら、バラが非常に際立つ振袖です。白×黒の地模様に現代的な赤の草文様が入り、全体をぴしっと引き締めている中に描かれた2輪のバラが大きな存在感を示しています。最もバラ模様を主張できる着物といえるかもしれません。
ほぼバラだけでデザインが作られている振袖ですが、白・赤・ピンクの同系色でまとめているのでインパクトが強くなりすぎません。むしろ、可愛らしさたっぷりで初々しさも感じられます。帯に少しだけ黒を配して全体のイメージがぼやけないように工夫しています。
ブルー系のバラを着たい方におすすめの振袖です。複数パターンで描かれたバラに蝶や動物柄、リボンなどの現代柄も大胆に入れ込まれていて、大変ゴージャスな一枚。ぜひ、かっこよく着こなしたいですね。
振袖だけでなく、バラ柄の帯もあります。白・黒・グレーのシックな地色に描かれたバラがひときわ美しく、この花が持つ気品と存在感を感じさせます。バラ柄を着たいなら、あえて着物の色柄は控えめにし、こうした帯で大胆に花を主張するのもよいかもしれません
まとめ
華やかで振袖にふさわしいバラ。着物をモダンに着こなしたい、華やかで豪華な振袖を着たい、等身大の可愛らしい着こなしをしたい方におすすめの柄といえるでしょう。カラーバリエーションが実に豊富なので、ゆっくり時間をかけて自分らしい一枚を探してみてはいかがでしょうか。