成人式に必要なものとは?小物や着付けの準備から当日の持ち物を紹介

待ちに待った成人式。人生最大のイベントだからこそ、「万全の用意を整えて成人式に出席したい」という人は多いでしょう。当日になって忘れ物や準備不足で慌てることのないよう、事前に必要なアイテムを確認することは大切です。本記事では、成人式に必要な小物や着付けについて紹介します。併せて、成人式前に心がけたいことも紹介するため、準備万全で成人式に臨みましょう。

成人式までに必要なものとは

成人式に出席するために必要なもの、決めなければならないものを3つ挙げます。

  1. 成人式にふさわしい服装の準備
  2. 美容院の予約
  3. 記念写真の撮影

成人式までにすべきことは、振袖や持ち物を用意するだけではありません。具体的に何をすべきなのか、以下に解説します。

成人式にふさわしい服装の準備

まずは、成人式に着るものはどうするのか考える必要があります。

女性は振袖が一般的ですが、中には、スーツや袴で行く方も見受けられます。

着るものが決まったら準備に取りかかります。振袖の場合は、レンタルをするのか、購入をするのか決めましょう。レンタル店や美容院、呉服店などで購入または借りることができます。振袖の場合、1年以上前から準備をする必要があるため、早めに着るものの準備を行います。自分の母や姉が着た振袖を持っている場合は、活用して着るのも良いでしょう。

スーツの場合は、新たに買う必要が出てくるでしょう。オーダーで作る場合は、最低でも2か月を要するものもあります。欲しいスーツが品切れになることがあるため、早めに準備しましょう。

男性の場合は、袴で出席する方も見られます。振袖と同じく、1年以上前から準備しなければ自分の着たい柄が予約できない恐れがあるため、注意しなければなりません。

このように、成人式に何を着ていくのか、事前に決める必要があります。

美容院の予約

服装が決まったら、美容院の予約を行いましょう。ヘアメイクや着付けをしてもらうために必要です。美容院の予約は成人式1年前の6月までにはしておくのがポイントです。

振袖レンタル店や呉服店と連携している美容院では、1年前から予約がされており、個人での予約は提携先の予約が落ち着いてから取るというところもあります。また、成人式は同じ日に行われるため、予約が同じ時間帯に集中してしまい、取りづらい傾向にあります。

予約が遅れてしまうと、取れても成人式の当日の早朝になることが予想されます。そのため、成人式の準備は、振袖を予約することよりも、着付けやヘアメイクのために美容院を予約することが重要です。

また、美容院は早めに予約を入れることが多いため、忘れられてしまうケースがあります。成人式が近くなったら、予約確認の電話を入れておくと安心です。

記念写真の撮影

人生で一度の成人式。振袖を着た自分を記念に残すために、スタジオで写真を撮るのか、撮らないのか決めましょう。

成人式の撮影時期には、3つあります。

  • 成人式前に撮影する「前撮り」
  • 成人式の当日撮影
  • 成人式を終えてから撮影する「後撮り」

前撮りはレンタルプランに入っている場合があり、成人式前に一度振袖を着て、撮影します。

成人式の当日の撮影は、着付けやヘアメイクを終えてからの撮影です。式典までに終わらせる必要があるため、バタバタした撮影になることが多いでしょう。

後撮りは、成人式に参加しなかった、できなかった方が振袖姿の写真を残すために選ぶ傾向があります。

ICHIKURAでは、前撮りを含むプランをご提供しており、着付けからヘアメイクまで全てお任せいただけます。振袖の記念写真の撮影のみのプランもご用意しているため、お気軽にご相談ください。

成人式の持ち物リストを確認しよう

成人式に必要な持ち物を事前にチェックし、前日までには準備しましょう。当日は早朝から着付けや移動などで忙しくなります。余裕をもった行動ができるようにすると良いでしょう。以下に必需品のもの、あると便利なもの、自分の振袖を持っている方の持ち物を紹介します。

必需品5選

成人式に必需品なものとして5つ挙げられます。

  1. 写真撮影できるスマートフォン
  2. 小物を入れられるバッグ
  3. 成人式の案内状
  4. メイク直しできる化粧品
  5. ティッシュまたはハンカチ

ここからは、5つのアイテムが必要となる理由を解説します。

写真撮影できるスマートフォン

スマートフォンは、成人式当日の利用頻度が高いアイテムのひとつです。当日の写真撮影だけでなく、以下のようなシーンでも活躍します。

  • 連絡先の交換
  • 当日の待ち合わせのやり取り
  • スマホ決済アプリを活用した支払い

成人式では、普段会えない同級生に遭遇する場面が多くあります。スマートフォンがあれば、久しぶりに再会した同級生と連絡先の交換ができるでしょう。また、記念写真を撮ったり、撮った写真をその場で共有したりすることもできるため、必須アイテムです。

さらに、スマートフォンを持っていれば、決済アプリを利用することでお買い物ができます。

小物を入れられるバッグまたはサブバッグ

小物を入れられるバッグは、成人式の必需品です。ただし、振袖に合わせるバッグは、普段のバッグと比べると容量が少なく伸縮性もないため、荷物がほとんど入りません。成人式当日には、資料や記念品などが配布されることがあるため、バッグとは別にサブバッグを用意しておくと良いでしょう。バッグには入りきらない財布や化粧品などの持ち運びに便利です。

成人式の案内状

成人式の案内状は、式典に参加するために必要な招待状です。案内状には、式典の流れやスケジュールが記載されています。さらに、受付での本人確認や記念品交換などに利用されることもあるでしょう。案内状がなければ式典に参加できない地域もあるため、当日までに成人式で持参するバッグの中へ入れておくと忘れずに済みます。

メイク直しできる化粧品

成人式当日は、記念写真撮影や友人との話で時間が過ぎてしまい、メイク直しせずに終わることがあります。しかし、記念撮影の際にきれいにメイクを整えたいという時のために、メイク直しできる化粧品を持ち歩いていると安心です。

成人式当日に必須となる化粧品は、下記の通りです。

  • 保湿効果のあるリップクリーム
  • 化粧直し用のパウダーファンデーション
  • 小さめの鏡
  • 綿棒
  • あぶらとり紙

成人式当日は飲み物を飲む機会が少ないため、口紅はなくても問題ないでしょう。

ティッシュまたはハンカチ

慣れない振袖での立ち振る舞いでは、ティッシュやハンカチが役立つシーンが多くあります。手や汗を拭くだけでなく、ティッシュやハンカチは以下のような使い方もできます。

  • 食事の際に衿元に挟んだり、ひざ上に置いたりすることで、食べこぼしの汚れを防ぐ
  • 緩んだ帯にティッシュ・ハンカチを挟むことで、着崩れしにくくなる

振袖を汚さないためには、なるべく飲食を控えたほうが良いでしょう。振袖に付いた汚れはシミになりやすく、時間が経つと洗っても落ちなくなる可能性があります。振袖を汚したくない人は、ティッシュやハンカチを忘れずに持ちましょう。

あると便利なもの4選

必須ではありませんが、あると役に立つものがあります。また、何かあったときのために持っておくと安心できるものもあります。以下の4つを紹介します。

  • カメラ
  • きものクリップ
  • ヘアピン
  • 絆創膏
カメラ

スマートフォンでも写真は撮れますが、やはり画質が良いのは一眼レフカメラやデジタルカメラです。大きいため持ち運ぶのが大変ですが、一生に一度の成人式をきれいに撮っておきたいという方は、ぜひ持っていきましょう。

きものクリップ

振袖の袖丈は一般的な着物よりも長いため、お手洗いの際に袂が床に付かないよう注意しなければなりません。しかし、きものクリップがあれば、袂が床に付かないよう袖を固定することができるでしょう。

ヘアピン

成人式当日は、移動することが多いため、美容院でセットしてもらったヘアスタイルが途中で崩れることがあります。ヘアスタイルが乱れてしまった場合、ヘアピンがあれば、自分ですぐに直すことができます。アメピンやUピンなど、自分が使いやすいアイテムを数本入れておくと安心です。

絆創膏

絆創膏は、ケガや靴擦れしたときに役立つアイテムです。特に、履き慣れていない草履を長時間履く成人式では、靴擦れしやすい傾向にあります。そのため、バッグに絆創膏を2~3枚用意しておくと良いでしょう。

自分の振袖がある場合は着付けに必要なものリスト

成人式当日の朝や、予約直前になって慌てないように、着付けに必要なアイテムは事前にリストアップしましょう。振袖などの和装に必要なアイテムとしては、以下が挙げられます。

(1)振袖

(2)袋帯

(3)足袋

(4)長襦袢

(5)重ね衿、半襟

(6)衿芯

(7)肌襦袢(肌着)、裾除け

(8)腰ひも(6本以上)

(9)着付けベルト(コーリンベルト)

(10)伊達締め(2本)

(11)帯板(前板、後板)

(12)帯枕

(13)帯揚げ

(14)帯締め

(15)帯飾り

(16)補正用タオル(4~5枚)

(17)ショール

(18)髪飾り

(19)草履

(20)バッグ

忘れ物があると、自宅に取りに帰るなど着付けに時間がかかります。スムーズに行えるように、事前準備をしましょう。

成人式前に心がけておきたいこと3選

成人式は早朝から着付けを行うことが多いため、忙しい1日となります。成人式前に心がけておきたいこととして3つ挙げます。

  1. 着付けは早朝が多いため早めに寝ること
  2. スキンケアをより入念にすること
  3. 当日のスケジュールを確認すること

以下に解説します。

着付けは早朝が多いため早めに寝ること

着付けやヘアメイクは当日、予約が埋まっているため、早朝から行われることが多いです。早いところでは、朝4時から行われることがあります。寝坊しないためにも、早めに寝るように心がけましょう。

また、振袖は普段着慣れていないため、体調が優れなくなることがあります。睡眠をしっかり取って当日を迎えられるようにしましょう。

スキンケアをより入念にすること

成人式をベストコンディションで迎えるために、スキンケアはいつもより入念に行いましょう。振袖に合うようばっちりしたメイクを施すことが多いため、肌のハリを整えてメイクのりを良くするように手入れしましょう。

お手入れのコツは以下のとおりです。

  • 顔のうぶ毛を剃る
  • 顔のむくみを減らすために、マッサージを行う
  • フェイスマスクで潤いを追加する

当日の朝は、しっかり洗顔をして、化粧水や乳液、日焼け止めクリームを塗ってヘアメイクをしてもらいましょう。

当日のスケジュールを確認すること

前日までに成人式のスケジュールを確認しましょう。

  • 着付けする場所や時間の確認
  • 成人式会場までの交通手段
  • 成人式の開催場所や時間の確認
  • 成人式後の同窓会の開催場所や時間

成人式の当日は早朝から忙しくなるため、前日までに準備やスケジュールを確認して、余裕を持った行動を心がけましょう。

まとめ

本記事では、成人式までに必要なことや、持ち物、成人式前に心がけておきたいことを紹介しました。成人式までに、服装の準備や美容院の予約をし、記念撮影を撮るのかを決める必要があります。

レンタル店や呉服店、美容院は1年以上前から予約しなければ、予約が埋まってしまったり、希望するところが取れなかったりすることがあります。成人式に行くと決めたら、なるべく早めに予約してください。

当日の持ち物として、スマートフォンやバッグ、ティッシュなど必須アイテムは忘れないようにしてください。準備していないと、当日バタバタして忙しくなって忘れ物が多くなり、時間に遅れてしまうことがあります。

前もって必要なものは準備して、時間と心の余裕を作るのが大切です。準備不足で後悔したということにならないようにしよう。