振袖に合わせる足袋はどんなものがあるの?足袋の種類と履き方のコツ

着物や小物に気を取られて、ちょっと注目度が低いのが足袋。ですが、おしゃれは足元からといいますから、足袋も振袖の着こなしにとっては大切なアイテムです。振袖を着るなら、ぜひ足袋についても知っておきましょう。

1.素材

①オーソドックスなブロード

足袋の素材にもいろいろあり、婚礼衣装に使われる正絹足袋や正装用のキャラコ、朱子(サテン)、麻、ナイロン、ブロードなどがあります。一番オーソドックスなのがブロード素材の足袋です。ブロードとは、平織りで比較的薄手の綿布地のことです。足袋の素材としてブロードが一般的なのは、正絹の着物と擦れたときに着物を傷めないようにするためです。まず一足揃えるなら、ブロードを購入するとよいでしょう。

②履きやすいストレッチ

最近では、ストレッチ素材の足袋も出ています。通常の足袋よりも足にフィットし、動きやすいのが最大のメリットです。普通の足袋はちょっとごわごわしていて履きにくいと思う人は、ストレッチ足袋を一度試してみてはいかがでしょうか。価格も安いのが魅力です。

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2.機能

①こはぜ付き

こはぜは、足袋のくるぶし部分についている留め具のことです。4枚ついているタイプが一般的です。

②足袋の裏地

足袋の裏地は、季節に合わせて2種類あります。オールシーズン使えるのが「晒裏(さらしうら)」と呼ばれるもので、これに冬用の「ネル裏」もあります。ネルは柔らかくて暖かいので、冬に着物を着るときに重宝します。一般的には晒のものがあれば一年中使えます。

3.柄/色

①白

足袋で最も多いのが白です。最近は白以外の色柄足袋も増えてきましたが、結婚式など格式が高い式には今でも白の無地の足袋を履くのがマナーです。きりっとした白足袋は、それだけで着物の格を上げてくれるパワーがあります。汚れが目立ちやすいので、清潔を心がけて履きましょう。

②刺繍付き

白足袋をベースに、足指の部分に可愛らしい刺繍がついた足袋があります。あくまで白足袋の品格を保ちつつ、桜などの花がワンポイントでそっと添えられていて可愛らしさ抜群です。華やかな振袖の美しさをいっそう際立たせてくれます。

③カラー

無地がいいけれど白足袋よりも個性を出したいという人は、カラー足袋はいかがでしょうか。着物の中の一色を使えば、意外とすっきり履きこなすことができます。カラーバリエーションもとても豊富で、ビビッドな色から淡いパステル系まで、好きなものを選べます。裏表で違う色を組み合わせた足袋もあります。

④ボーダー・花柄など

着物をカジュアルに楽しむ場合には、可愛い柄の足袋を履いてもOKです。モダン柄から古典柄、花柄から水玉模様まで、まるで着物のような色柄の足袋がたくさん市販されています。洋装に靴下を合わせる様な感覚で、着物とのコーディネートを考えて個性的な着こなしを楽しみましょう。

4.履き方のコツ

着物や帯と同じく、足袋もシワがないように履くのが美しい履き方といわれています。ですから、まず第一に大切なことは、自分の足のサイズにしっかり合った足袋を選ぶことです。大きめでブカブカの足袋を選んでしまうと、シワが寄って美しくありません。足の形をきゅっと引き締めてくれるような足袋を選ぶようにしましょう。メーカーごとに微妙な作りの違いがあるので、実際に選ぶ際には、お店の人とよく相談することをおすすめします。

履くときのコツは、まず、足を入れやすいよう足袋を半分折り返します。指を足袋の先までしっかり入れてから、かかとまで履き、しっかり足袋を引き上げてからこはぜを留めます。かかとを床につけ、こはぜは下から足首のほうへ順に留めます。

まとめ

美しい振袖姿にとても大事な足袋。小さなアイテムですが全体の着こなしを左右する部分ですから、手を抜かずに美しく履きたいものです。オーソドックスな白を品格高く履くのもよし、色柄もので個性的な履き方をするのもよし。ぜひ、魅力的な履き方を研究してみてくださいね。