振袖リメイクをしてママと同じ振袖で成人式♡

母親が成人式で着た着物を、娘が成人式で着るということはよくあります。母から娘へ受け継がれた振袖を着る成人式は、また感激もひとしお。ただ、どんなに素晴らしい振袖でも、母娘の体型は違いますし、流行もあります。そこで、着物をリメイクする方法についてまとめてみます。

1.リメイクしてドレスや結婚式にも♡「振袖のリメイク方法は?」

①サイズを合わせる

 

振袖をリメイクする場合、気をつけたいポイントは主に2点、サイズと着物の劣化です。サイズ変更は仕立てを解いて縫い直すことで対応できます。身丈と裄(ゆき)を測り、ふさわしい寸法に仕立て直します。

②劣化を加工

振袖は未婚の間しか着ることができませんから、数回着たきり箪笥の奥へ、ということが多いです。きちんと保管していたとしても、着物が劣化していることがあるので、まず劣化を加工します。いずれの劣化加工も着物専門店が行っていますので、相談してみましょう。

・しみ抜き

最も多いのがしみ汚れです。染み抜き専門店もあります。しみが落としきれない場合は、柄足しなどで対応します。

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・丸洗い

京洗いともいいます。専用機械・専用洗剤で行うドライクリーニングです。シミをチェックし、衿、袖などの汚れやすい部分を下洗いしてから洗濯します。その後、自然乾燥させてアイロンをかけます。振袖の料金は10,000円前後です。

・洗張り

いったん着物を解いて反物に戻して洗う方法です。着物全体に汚れがついてしまっているときは、この方法がよいとされています。反物に戻すので、洗った後に仕立て直す必要がありますが、水洗いしてのりも引き直すので、着物本来のハリや美しさが蘇ります。ただし、丸洗いよりも期間がかかり、費用も高いです。洗張りの料金は10,000円~20,000円程度で、さらに仕立て代がかかります。

・金彩や刺繍の直し

金彩が剥がれた部分を元に戻し、ほつれた刺繍はかがり直します。

③汚れをガード☆

劣化を加工してきれいになった振袖は、その状態が続くように汚れガード加工をします。撥水加工なので外出時も安心です。振袖が長持ちするので、娘から今度は孫娘へと受け継がせることもできるようになります。

2.ママ振袖のアレンジみたいに、帯や小物をチェンジ(購入)すれば今風になります

小物次第で、振袖姿の印象はがらりと変わります。特に帯合わせで着物のイメージが変わりますから、もし何か新調するなら帯を新調することをおすすめします。また、髪飾りなどは流行があるものですから、かんざしも新しく揃えるとよいでしょう。昔の着物を今風に着こなすことができます。但し、気を付けたいのは振袖の小物が割とお値段が張るということです。髪飾り単品でも素敵なものだと1万円ぐらいします。

帯やバッグなどの小物を買うのが高いな~!と感じるのであれば、振袖店には小物のみのレンタルとヘアメイク・着付けをしてくれる「ママ振り」というプランが3万円前後からあります。そちらを利用する方が安くなるかもしれません。

 

振袖は取っておいても、バッグと草履は保管していないことはよくあります。この2つはセットで販売されていることが多いので、好みのものを選びましょう。振袖に新しい魅力をつけ加えるような素敵なものを選んでください。

3.生地が余ったら作ろう!リメイク小物

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①スマホケース

リメイクして生地が余っても、処分してしまってはもったいないです。せっかくのよい生地を生かして和の小物を作ってみてはいかがでしょうか。たとえば、着物生地のスマホケース。着物を着ているのに、取り出したスマホが今どきのケースというのでは、少し違和感があります。振袖の生地はしっかりしているので、縫い物にも向いています。振袖とお揃いのスマホケースを持っている人はなかなかいませんから、成人式の会場で話題を集めるに違いありません。

②ペンダント

よい着物生地さえあれば、ペンダントなどのアクセサリーも作れます。柄の出方がいろいろになるので、世界でたった一つのものに。母娘の思い出も詰まった素晴らしいアクセサリーができます。

③バッグ

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着物リメイクで多いのがバッグです。薄めの帯はしっかりした生地なのでバッグの生地としても向いています。振袖の帯には金糸をたくさん使っているので、豪華なパーティバッグにもなります。

まとめ

自分が着た振袖を娘が着るのは、ママにとって本当に嬉しいことです。また、素晴らしい着物の生地は和小物にリメイクすることもできます。さまざまな形で母から娘へ受け継いでいけるのも、着物の良さの一つといえるかもしれません。ぜひ親子で素敵なリメイクを考えてみてください。