振袖を試着するときは、試着に適した服装で来店する必要があることをご存知でしたか?「振袖試着を予約したけど、初めての試着でどんな服装で行ったらいいのかわからない…」と、悩んでしまう方も多いと思います。そこで本記事では、振袖の試着時に適した服装についてご紹介します。また振袖選びのコツや、ICHIKURAで試着するときの流れについてもご紹介するので、今後振袖の試着に行く予定のある方はぜひ参考にしてください。
目次
振袖の試着で服装に注意しなければならない2つの理由
振袖の試着のときに服装に注意しなければならない理由は、以下の2つです。
- 洋服の上から振袖を羽織るため
- 正しくサイズを測るため
それぞれの理由について詳しくご紹介します。
洋服の上から振袖を羽織るため
振袖の試着は、洋服の上から振袖を羽織るかたちで試着を行います。なぜ洋服の上から振袖を羽織るのかというと、1着ずつ着付けをするとかなり時間がかかってしまうからです。
振袖の試着では、1人あたりの試着時間や着数が決められていることが多いです。効率よく、たくさんの振袖を着比べるためにも、洋服の上から羽織るのが一般的とされています。
正しくサイズを測るため
振袖の試着は洋服の上から羽織るのが一般的であるため、正しくサイズを測るためにも服装には注意しなければなりません。例えばオーバーサイズの洋服で試着に行ってしまうと、正しくサイズを測ることができず、実際に着付けたときにサイズが合わない可能性があります。
そのため、振袖の試着に適した服装で来店していただくことが大切です。振袖の試着のときにOKな服装と、NGな服装については後ほど詳しくご紹介します。
振袖の試着のときにOKな服装
振袖の試着のときにOKな服装は、以下の4つです。
- 体型にフィットしている服装
- 襟元がつまっていないトップス
- 半袖もしくは七分丈袖のトップス
- タイトなボトムス
それぞれの服装のOKポイントについて詳しくご紹介します。
体型にフィットしている服装
振袖の試着に行くときは、体型にフィットしている服装を心がけましょう。自分の体型よりも大きいサイズの服装の場合、正しくサイズを測れない可能性があります。体型が確認しやすい、身体にフィットしている服装を選びましょう。
トップスは、なるべく薄手のものを選んでください。夏場の場合はTシャツ、冬場の場合は薄手の長袖シャツもしくは薄手のインナーでも問題ありません。
もし寒くてパーカーやアウターなどを身につけて試着に行くときは、薄手のインナーを下に着ておくと、パーカーやアウターを脱いでそのまま試着できるためおすすめです。
襟元がつまっていないトップス
振袖の試着に行くときのトップスは、襟元がつまっていないトップスを選びましょう。首周りが覆われているトップスの場合、振袖を試着したときの雰囲気がわかりにくくなってしまうからです。トップスの首周りがU字になっているタイプや、深いV字に空きがあるタイプのトップスを選びましょう。
半袖もしくは七分丈袖のトップス
振袖の試着に行くときのトップスは、半袖もしくは七分袖のものを選びましょう。長袖の場合、袖口から見えてしまうため、振袖を試着したときの雰囲気がわかりにくくなるからです。もし長袖を着けていたとしても、腕まくりできるタイプであれば問題ありません。
タイトなボトムス
振袖の試着に行くときのボトムスは、腰回りに膨らみがないタイトなボトムスを選びましょう。腰回りが膨らんでいると、振袖を試着したときのごわつきや、体型が綺麗に見えない原因となってしまいます。スキニーパンツやタイトスカートなど、身体にフィットしているボトムスを選ぶのがおすすめです。
振袖の試着のときにNGな服装
振袖の試着のときにNGな服装は、以下の5つです。
- ノースリーブ
- ニットなど厚手のトップス
- フード付きのトップス
- タートルネックや襟のあるシャツ
- フレアスカートやジーンズ
それぞれの服装のNGポイントについて詳しくご紹介します。
ノースリーブ
夏場に振袖の試着に行くときは、ノースリーブを控えましょう。ノースリーブのまま振袖を試着すると、振袖に汗染みがついて汚れてしまう可能性があるからです。
試着で羽織らせてもらう振袖は試着専用の振袖でない限り、基本的にレンタル用として成人式などに使用されています。試着のときに振袖を汚さないためにも、肌の露出が控えめなトップスを選びましょう。
ニットなど厚手のトップス
冬場に振袖の試着に行くときは、ニットなどの厚手のトップスの着用は控えましょう。厚手のトップスだと振袖を上から羽織ったときに、体型がわかりにくいためです。試着当日に寒くてニットなどの厚手のトップスを着用する場合は、試着用の薄手のシャツを準備して来店しましょう。
フード付きのトップス
振袖の試着に行くときは、パーカーなどのフード付きのトップスも控えましょう。フードが付いていると、振袖を試着したときに襟元を綺麗に整えにくいからです。
たとえ薄手のパーカーであった場合でも、フードが付いていると振袖を着用したときに、全体の雰囲気がわかりにくくなってしまいます。もしフード付きのトップスを着用して試着に行くときは、試着用の着替えを準備しておくと安心です。
タートルネックや襟のあるシャツ
またタートルネックや襟のあるシャツも、振袖の試着のときの服装に適していません。薄手であればそのまま羽織って試着することも可能ですが、着物全体の雰囲気がわかりにくくなってしまいます。振袖を着用したイメージを確認するためにも、なるべくタートルネックや襟のあるシャツの着用は控えましょう。
フレアスカートやジーンズ
フレアスカートやジーンズなど腰回りが膨らむボトムスも、振袖の試着のときは着用を控えましょう。腰回りが膨らんでいると、振袖を羽織ったときに適したサイズがわかりにくいからです。振袖のサイズが合わないなどのトラブルを避けるためにも、身体にフィットしたボトムスを選びましょう。
振袖の試着のときに服装以外で注意するポイント
振袖を試着する際に服装以外で注意してほしいポイントは、以下の5つです。
- アクセサリー|試着時には全て外すのがマナー
- 靴下とタイツ|ラメ入りのものは避ける
- ネイル|爪が長すぎないように注意
- ヘアセット|アップスタイルで具体的にイメージできる
- メイク|きちんとメイクした状態がおすすめ
それぞれの注意するポイントについて詳しくご紹介します。
・アクセサリー|試着時には全て外すのがマナー
振袖を試着するときは、身に付けているアクセサリーを外すのがマナーとされています。アクセサリーに振袖が引っかかってしまうのを防ぐためです。特に刺繍が施されている振袖は、アクセサリーなどに引っかかってしまうと、糸がほつれる原因となります。大切な振袖を傷つけないためにも、アクセサリーを外して試着しましょう。
・靴下やタイツ|ラメ入りのものは避ける
振袖を試着するときは、靴下やタイツを着用したままでも問題ありません。ただし、ラメが施された靴下やタイツの場合、ラメが取れて振袖についてしまう可能性があります。振袖や小物などにラメが付かないように、装飾がない靴下やタイツを選びましょう。
また草履を試着するときは、店舗によって試着用の足袋を貸し出ししてくれます。もし試着用の足袋がない場合は、白色の靴下やタイツを履いていくのがおすすめです。小物を試着するときは、念のため靴下やタイツの色味なども確認しましょう。
・ネイル|爪が長すぎないように注意
振袖を試着するときは、爪の長さが長すぎないように注意しましょう。爪が長すぎると振袖に触れたときに、生地に引っかかって糸がほつれる可能性があります。振袖を傷つけないように、長すぎる爪やネイルは控えるのが無難です。
また試着前に振袖を選ぶときは、直接振袖に触れないように注意しましょう。振袖の生地感や刺繍の感じを触って確かめたいときは、スタッフの了承を得てから触るのがマナーです。
店舗によっては、振袖に直接触れる専用の手袋を貸し出してくれる場合もあります。振袖は大切な商品なので、触る前は必ずスタッフに声かけをするように心がけてください。
・ヘアセット|アップスタイルで具体的にイメージできる
振袖を試着するときは、アップスタイルに整えておくのがおすすめです。振袖を着用するときのヘアセットで試着すると、当日の振袖スタイルを具体的にイメージできます。
また、振袖を羽織るときにも、アップスタイルにしておいたほうがスムーズに着用しやすいです。簡単なポニーテールなどでも問題ないため、ミディアムやロングの方であればアップスタイルに整えておきましょう。
・メイク|きちんとメイクした状態がおすすめ
振袖を試着するときは、ノーメイクよりもきちんとメイクした状態のほうがおすすめです。実際に振袖を着用するときは、ほとんどの方がメイクをされた状態で着用します。試着のときもメイクをしておいたほうが、当日の振袖スタイルをイメージしやすいです。
また振袖に小物を合わせるときも、当日をイメージしたヘアセットやメイクを施すことで、振袖着用時の雰囲気を確認できます。
振袖の試着でお気に入りの振袖を見つけるコツ
振袖の試着でお気に入りの振袖を見つけるコツは、以下の3つです。
- おおまかな雰囲気をイメージしておく
- 体型に合うものを選ぶ
- 家族や友人と一緒に行く
それぞれのコツについて詳しくご紹介します。
・おおまかな雰囲気をイメージしておく
初めての振袖選びで失敗しないためにも、振袖のカタログなどを事前に確認したうえで、なりたい雰囲気をイメージしておきましょう。具体的なイメージがなくても、ざっくりとしたイメージでも大丈夫です。
実際に来店したときに、スタッフが好きな色やおおまかなイメージを確認してくれます。その後スタッフが似合う振袖を提案してくれたり、コーディネートのアドバイスをしてくれたりするので、それからお気に入りの振袖を選びましょう。
・体型に合うものを選ぶ
自分に似合う振袖を選ぶコツとして、体型に似合うものを選ぶことも大切です。振袖のサイズは、通常の洋服のサイズと異なります。身長だけでなく、腕の長さや身幅などの体型に合うものを選ぶことで、スタイルよく振袖を着こなせます。
振袖のサイズ選びについて、以下の記事に詳しくまとめてあります。振袖を素敵に着こなすために、ぜひ合わせてご確認ください。
参照:振袖の袖丈・身長のサイズ選びのコツとは?あなたに合ったサイズを解説
・家族や友人と一緒に行く
振袖の試着に行くときは、一人よりも家族や友人と一緒に行くのがおすすめです。自分のことをよく知っている人と一緒に行くことで、客観的に似合っているか意見を聞くことができます。自分に似合うお気に入りの振袖を見つけたいなら、家族や友人などの同伴者を連れて試着に行きましょう。
【家族と一緒に試着へ行くときの注意点】
家族と一緒に試着へ行くときは、事前に自分がイメージする振袖について共有しておくのがおすすめです。家族に共有しないまま試着すると、家族と意見が合わず、本当に自分が試着したい振袖を試着できない可能性もあります。また家族と言い合いになってしまう場合もあるため、純粋に試着を楽しめるように自分のイメージを共有しておきましょう。
【友人と一緒に試着へ行くときの注意点】
友人と一緒に試着へ行くときは、選んだ振袖の金額を家族に相談するために即決できない場合もあります。ご家族と相談している間に振袖の予約が埋まってしまう可能性もあるため、店舗に取り置きできるか事前にチェックしておくことが大切です。
振袖の試着前にチェックしておくべきポイント
振袖の試着前にチェックしておくべきポイントは、以下の3つです。
- 事前予約をしておく
- 振袖のおおまかな予算を決めておく
- 気に入った振袖があれば取り置きしてもらう
それぞれのチェックポイントについて、詳しくご紹介します。
・事前予約をしておく
振袖を試着するときは、基本的に事前予約が必要です。いきなり店舗に行っても、予約が埋まっていると試着を案内することができないため、試着予約を済ませておきましょう。とくに土日の予約は混んでいる場合が多いです。ご家族や友人など試着に一緒に行く方の予定を早めに確認したうえで、余裕を持って予約しておきましょう。
・振袖のおおまかな予算を決めておく
振袖を試着する前に、おおまかな予算を決めておくのもおすすめです。ご家庭によって、振袖にかけるご予算は異なります。もし決まった予算があれば、試着時にスタッフにお伝えいただくことで、ご予算内に収まるようにコーディネートのご案内が可能です。
振袖のレンタルの値段や相場について、以下の記事にまとめてあります。試着前に相場を知りたい場合は、ぜひ合わせてご確認ください。
参照:レンタル振袖の相場はいくら?着付けや口コミ、レンタル店探しのコツを紹介
また振袖の購入・レンタルでお悩みの場合は、それぞれのメリット・デメリットを確認することも大切です。以下の記事に、振袖の購入・レンタルのメリットやデメリットについてまとめておりますので、こちらの記事も合わせてご確認ください。
参照:振袖の値段はいくら?レンタルと購入それぞれのメリットや料金相場について解説
・気に入った振袖があれば取り置きしてもらう
振袖を試着する前にカタログなどを確認して、もし気に入った振袖があれば試着もしくは取り置き可能か確認しましょう。人気の振袖の場合、すでに成人式の予約が入っていることも多いです。
店舗によっては、試着日に振袖を手配してくれる場合もあります。どうしても気になる振袖や、試着してみたい振袖があれば事前に確認してみましょう。
ただし店舗によっては、試着手配料や取り置き料金などが発生する場合もあります。費用がかかるか確認したうえで、取り置きをするようにご注意ください。
ICHIKURAで振袖を試着するときの流れ
ここからは、ICHIKURAで振袖を試着するときの流れについて詳しくご紹介いたします。
・来店予約
ICHIKURAでは、WEBにて試着の来店予約を承っています。もしお忙しく予約する日程がわからない場合は、ご予約なしでご案内も可能です。ただし予約なしの場合は、来店状況によってスムーズにご案内できない場合もあるため、ご了承ください。
・お打ち合わせ
予約した店舗にお越しいただき、ご試着前にご要望をお伺いさせていただきます。希望の振袖のイメージやご予算などを、担当のスタッフにお申し付けください。また、振袖のセット内容やプラン料金なども合わせてご説明させていただきます。
・試着
お打ち合わせの内容をもとに、ご試着をご案内いたします。お洋服の上から振袖を羽織っていただき、鏡越しで振袖のお姿をご確認いただけます。試着点数の目安は、約5〜7着程度です。なお試着点数は、ご予約のお時間などによって異なるためご了承ください。
・ご成約
気に入った振袖が見つかりましたら、金額やプラン内容などを改めて確認いただいたうえでご成約となります。ICHIKURAの購入・レンタルのセットプランでご成約いただいた場合は、前撮り撮影も可能です。その後、成人式当日までサポートさせていただきます。
なお振袖の購入・レンタルなどの料金やプラン内容の詳細は、「料金・プラン」よりご確認ください。
ICHIKURAでママ振りプランを利用するときの流れ
ICHIKURAでは、お母様やお姉様の振袖を着用できるプランもご案内しております。ママ振りプランを利用するときの流れについて、詳しくご紹介いたします。
・来店予約
ママ振りプランで来店するは、WEBより事前予約が可能です。ご希望の店舗・お日にちを入力したうえでご予約ください。また振袖のサイズや汚れなどをチェックする無料診断も行なっています。ぜひお気軽にお問い合わせください。
・振袖を一式持って来店
予約した店舗に、振袖やお小物などを一式お持ちになってご来店ください。スタッフが振袖のサイズや汚れ、足りないお小物などを確認させていただきます。
・小物合わせ
振袖に問題がなければ、振袖を試着いただいたうえで小物合わせをさせていただきます。着物の知識が豊富なスタッフが素敵なコーディネートに仕上がるように、お小物をご案内いたします。
・ご成約
振袖のコーディネートにご満足いただき、レンタル内容などを確認させていただいたうえでご成約となります。振袖はそのままお持ち帰りいただき、成人式当日までご自宅で大切に保管ください。
ママ振りプランの詳細は、以下よりご確認いただけます。気になる方は、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。
参照:ママ振袖プラン
まとめ
振袖を試着するときは、洋服の上から振袖を羽織るため、身体にフィットした洋服を選んで試着に行くことが大切です。トップスは薄手のもので、襟元がU字もしくはV字に開いたものを選びましょう。ボトムスは腰回りに膨らみがあるものではなく、タイトなスカートやスキニーパンツなどがおすすめです。
また振袖を試着する際は振袖を汚したり・傷つけたりしないように、アクセサリーを外して、爪の長さにも気をつけましょう。靴下やタイツは履いたままで問題ありませんが、ラメなどが振袖につかないように、装飾のない無地のタイプを選んでください。成人式当日の着用イメージがつきやすいように、アップスタイルやメイクを施してくのもおすすめです。
ICHIKURAでは各店舗にて、振袖の試着予約を承っています。WEBより予約可能なため、ぜひお気軽にご来店ください。また振袖の購入・レンタルだけでなく、振袖に合わせる小物も多数用意しています。お母様やお姉様の振袖をお召しになる予定の方で、小物だけレンタルしたい方も、ぜひお気軽にご来店ください。