振袖だからアクセサリーは一概にダメというわけではなく、どこに着ていくのか、どのような種類のアクセサリーを身につけるのかによって異なります。
そこで今回は振袖を着て成人式に出席する場合に身につけてもマナー違反にならないアクセサリーの種類についてご紹介します。
目次
1.「振袖にアクセサリーはNG」はアクセサリーをつける習慣がなかった昔のなごり?
従来は成人式のようにかしこまった場に和装で参加する場合、婚約指輪や結婚指輪以外のアクセサリーはつけるべきではないとされていました。
しかし、それはピアスなど小ぶりなアクセサリーが存在しなかったり、日頃からアクセサリーを身につける文化がなかったからです。
最近は、振袖姿にアクセサリーを身につけてもマナー違反にはならないという考え方が一般的です。
同じ年頃の人が集まる成人式ではそれほど気にする必要はありませんが、年配の人もいる場ではアクセサリーは控えめにしたほうがいいでしょう。
2.振袖の雰囲気や格を損なわないものがおすすめ
振袖は未婚女性の第一正装であり、格が高い装いです。そのため、振袖の華やかな雰囲気や格を損なうような大ぶりなものやチープに見えるアクセサリーは避けることをおすすめします。
2-1.ネックレスは振袖に隠れて見えない
振袖姿にネックレスを着けても、襟で隠れてほとんど見えません。振袖は伊達衿や半襟の色柄で十分に華やかですから、ネックレスをつける必要はないでしょう。
また、ネックレスをつけたままでは着付けの際に引っ掛けてケガをする可能性もあります。基本的に振袖にネックレスはつけないことをおすすめします。
2-2.指輪はシンプルなものならOK
振袖姿はそれだけで十分華やかですから、指輪をつける必要はないでしょう。手指に華やさが欲しい場合はネイルをおすすめします。
どうしても身につけたい場合は、小ぶりでシンプルなデザインのものなら問題ないでしょう。
2-3.ピアスやイヤリングは揺れない小ぶりなものならOK
振袖には基本的にアクセサリーは不要という考え方が根強いため、ピアスやイヤリングもどうしてもつけたい場合以外はつけないことをおすすめします。
どうしてもピアスやイヤリングをつけたい場合は、大ぶりなものではなく揺れない小さなタイプを選びましょう。
2-4.腕時計やブレスレットは振袖の袖口が傷つく可能性があるため極力つけない
振袖姿では、腕時計もなるべくつけないほうがいいでしょう。
理由としては、振袖の袖口が傷ついたり、腕時計がないほうが手首が美しく見えるなどがあります。同じ理由でブレスレットも着用NGです。
成人式で友人との待ち合わせで時間が気になるとしても、今は携帯など他に時間のわかるアイテムもありますから、腕時計もつけないことをおすすめします。
2-5.ネイルはなるべく凸凹がなく振袖の雰囲気にあったものならOK
振袖にはネイルも特に必要ありません。
ただし、指先もおしゃれしたいと思う人も多いでしょう。
振袖に合わせるネイルのポイントとしては、
- 凸凹がないもの
- 振袖の色・柄にあったもの
- 長く尖った爪は振袖を傷付けるのでNG
などがあります。
3.振袖を着る際のアクセサリーマナー
振袖は帯や小物も含めて全体的に十分華やかになるため、アクセサリーはなくても問題ありません。むしろない方がマナー的には合っています。
ただし、成人式は同じ年齢の人たちが集まる場ですから、振袖の雰囲気や格を損なわない程度のアクセサリーはつけても問題ないでしょう。
結婚式など成人式以外のフォーマルな場では、年配の人も多いためアクセサリーはつけないか、小ぶりなピアスや薄いピンクのネイルなどなるべく控えめにすることをおすすめします。
4.成人式なら振袖にアクセサリーを合わせてもOK
基本的に振袖にアクセサリーは合わせるべきでないという考え方が一般的ですが、成人式のように同じ年の人だけが集まる場ではそれほど気にする必要はないでしょう。
ただし、振袖の雰囲気や格を損なうようなアクセサリーや、振袖を傷つけてしまうようなデザインのものは避けることをおすすめします。