振袖とは?歴史・種類・着用シーン・小物・柄など振袖に関する情報を全て紹介!

「振袖っていつから成人式に着るようになったの?」
「振袖と着物の違いってなに?」
「自分に合う振袖の選び方が知りたい!」
初めての振袖選びで、上記のような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。一生に一度の成人式に振袖を着用するからこそ、振袖の歴史や種類などを詳しく知り、自分に合う振袖を選びたいという方も多いはずです。
そこで本記事では、振袖が生まれた背景から種類、着用シーン、着物との違いなどについて徹底解説します。また、自分に似合う振袖の選び方や、振袖に関するQ&Aなどもご紹介するので、振袖に関する基本情報が知りたい方はぜひご参考にしてください。

振袖とは|未婚女性の第一礼装のこと

振袖とは、未婚の女性が着用する第一礼装(格式の高い衣装)のことです。振袖は、成人式で着用する機会が多いイメージですが、結婚式や卒業式などのフォーマルなシーンにも着用できます。

振袖の特徴は、留袖や訪問着などの着物よりも袖が長いことです。また、他の着物に比べると、華やかなデザインが多く、お祝いの場にふさわしいとされています。

振袖が生まれた背景とは

振袖は、本来子供が着用する「振り八つ口」という着物であるとされています。「振り八つ口」は、脇の部分が開いており、体温を調節しやすく、腕周りが動かしやすいため、体温の高い子供や若い女性が着用していたそうです。

その後「長い袖で厄を払う」「袖を振るう姿が美しい」などの理由から、若い女性が着用する際に、袖が長くなったとされています。(※諸説あり)

振袖の歴史とは

振袖の歴史について、江戸〜令和に至るまでの歴史を表にまとめました。

江戸時代江戸時代中期に未婚女性の正装として、関所(検問)を通行する際に振袖の着用が求められた。
明治時代未婚女性の第一礼装として、フォーマルな場に振袖の着用が定着する。
大正時代西洋文化が取り入れられたアールデコ文様や、薔薇・チューリップなどの花柄が流行する。
昭和時代1949年1月15日に成人の日が制定され、式典に振袖が着用され始める。この頃から、成人式での振袖の着用が一般的に。
平成〜令和時代時代に合わせた華やかな柄や、ラインストーン・レースなどを使った重ね襟や半襟が取り入れられる。

上表のとおり、振袖は江戸時代に生まれてから、明治時代に未婚女性の第一礼装として定着しました。大正時代に西洋文化が取り入れられ、昭和時代に成人式の日が制定されてからは、成人式で振袖を着用するのが一般的になっています。

振袖の種類と着用シーン

振袖は以下の3種類に分けられ、それぞれ着用シーンが異なります。

  • 大振袖
  • 中振袖
  • 小振袖

それぞれの特徴や着用シーンについてご紹介します。

大振袖

大振袖とは、振袖の中で最も袖が長く、格式の高い振袖です。袖の長さは110cm前後とされており、振袖の種類によって長さが多少異なります。

主な着用シーンは結婚式であり、婚礼衣装として新婦が着用します。なお、結婚式の場合は「引振袖」といわれることもあり、引振袖の場合は、裾にふき綿を入れるのが特徴です。おはしょりを作らず、裾を引いたまま着用するのが一般的とされています。

中振袖

中振袖とは、大振袖の次に格式のある振袖です。袖の長さは95cm前後であり、一般的に振袖と呼ばれるのが中振袖とされています。

主な着用シーンは成人式などを含む式典や、お呼ばれした結婚式などのフォーマルな場です。また、両家の顔合わせや結納などの場でも、未婚女性の第一礼装として着用できます。

小振袖

小振袖とは、振袖の中で最も袖が短い振袖です。袖の長さは75cm前後であり、大振袖や中振袖よりも袖が短く動きやすいのが特徴とされています。

主な着用シーンは卒業式であり、袴に合わせて着用する機会が多いです。また、お茶会や観劇などのカジュアルなシーンにも着用できます。

振袖と着物の違いとは?着物の種類を把握しよう

振袖と着物の違いは、格式や着用シーンです。着物の種類と格式、着用シーンについて、以下の表にまとめました。

着物の種類格式着用シーン
打掛(うちかけ)第一礼装婚礼衣装
振袖(ふりそで)第一礼装成人式や結婚式などフォーマルな場
黒留袖(くろとめそで)第一礼装フォーマルな場(結婚式や式典など)
色留袖(いろとめそで)準礼装フォーマルな場(結婚式や式典など)
訪問着(ほうもんぎ)準礼装結婚式や入学式・卒業式など幅広いシーン
色無地(いろむじ)

※紋あり

準礼装結婚式や入学式・卒業式など幅広いシーン
付け下げ(つけさげ)準礼装結婚式や入学式・卒業式など幅広いシーン
色無地(いろむじ)

※紋なし

外出着カジュアルなシーン
小紋(こもん)外出着演劇やお茶会など
紬(つむぎ)普段着日常着(オールシーズン)
浴衣(ゆかた)普段着夏祭りや花火大会など(夏の季節)

上記以外だけでなく、振袖とその他の着物には、さまざまな違いがあります。例えば、黒留袖は既婚女性の第一礼装であるため、未婚女性は着用できません。一方、色留袖や訪問着などは、未婚・既婚問わずに着用できます。

それから、着物の種類によって柄の配置も異なります。黒留袖や色留袖の場合は、帯より下の位置に柄が描かれていますが、振袖は上半身にも柄が描かれているのが特徴です。また、振袖とその他の着物では、描かれる柄にも違いがあります。振袖に描かれる柄については、次の章で詳しくご紹介します。

振袖に描かれる柄の意味とは

振袖に描かれる柄には、それぞれに願いや意味が込められています。本章では、振袖に描かれることが多い6つの文様についてご紹介します。

桜(さくら)

桜(さくら)は「豊かさ」「繁栄」という意味が込められている柄です。日本の国花でもあり、春の訪れを知らせる花として縁起が良いとされ、振袖などの着物だけでなく、さまざまな和柄グッズに描かれています。

梅(うめ)

梅(うめ)は「長寿」「逆境にも耐える」という意味が込められている柄です。冬の寒さに負けずに花を咲かせることから、忍耐力があるとされ、縁起の良い柄として振袖に用いられるようになりました。振袖には梅の花単体だけでなく、蕾や枝を取り入れた「槍梅」も描かれています。

牡丹(ぼたん)

牡丹(ぼたん)は「富貴」「幸福」の象徴として縁起が良いとされ、振袖に用いられている柄です。中国では「百花の王」ともいわれ、大きくふっくらとした見た目から、華やかさと豊かさを演出し、お祝いの場にふさわしい花とされています。

鶴(つる)

鶴(つる)は「長寿」「夫婦円満」「子孫繁栄」という意味が込められている柄です。「鶴は千年」と言い伝えられていることから、縁起の良い柄として振袖などの着物に用いられるようになりました。また、鶴は一度夫婦になると生涯夫婦であることから「夫婦円満」「子孫繁栄」を願う意味も込められています。

蝶(ちょう)

蝶(ちょう)は「美しさ」「立身出世」などの意味が込められている柄です。空を舞う姿の美しさや、幼虫→さなぎ→蝶へと美しく成長していく過程から、縁起が良いとされ、着物や家紋などに用いられるようになったとされています。

扇(おうぎ)

扇(おうぎ)は「発展」「繁栄」の意味が込められている柄です。扇の広がりは「末広がり」を表しているとされ、縁起が良い柄として振袖などの着物に用いられるようになりました。振袖には、桜や牡丹などと一緒に描かれることが多いです。

振袖にはご紹介した柄以外にも、さまざまな柄が描かれています。以下の記事にまとめてありますので、ぜひ参考にしてください。

振袖の柄の意味知ってる?意味を知ればより特別に♡

振袖に必要な和装小物とは

振袖をより美しく華やかに着こなすためには、以下の和装小物が必要です。

  • 袋帯(ふくろおび)
  • 帯揚げ(おびあげ)
  • 帯締め(おびじめ)
  • 半襟(はんえり)
  • 重ね襟(かさねえり)
  • 草履とバッグ

それぞれの役割や特徴についてご紹介します。

袋帯(ふくろおび)

袋帯(ふくろおび)とは、振袖や黒留袖などの第一礼装の着物に合わせる帯のことです。帯の中でも格式が高く、結婚式や成人式などのお祝いの席で着用されます。

帯揚げ(おびあげ)

帯揚げ(おびあげ)とは、帯を整える際に使用する帯枕や紐などを隠すために使用される布のことです。成人式では、鮮やかな色合いの帯揚げを選ぶことで、華やかさを演出できます。また、帯揚げは結び方のアレンジが豊富です。以下の記事に結び方をまとめてありますので、ぜひ参考にしてください。

【画像付き】振袖の帯揚げ・基本の結び方と可愛いアレンジ集6選

帯締め(おびじめ)

帯締め(おびじめ)とは、帯が型崩れしないために固定する役割のある紐のことです。帯の中心に結ぶため、コーディネートのアクセントにもなります。帯締めは、帯揚げと同様に、結び方のアレンジが豊富です。以下の記事に、結び方をまとめてありますので、ぜひ参考にしてください。

【振袖】マネしたい☆カワイイ帯締めの結び方9通り

半襟(はんえり)

半襟(はんえり)とは、振袖の襟元の汚れを防ぐ役割のある布のことです。最近では、顔まわりを華やかにする役割もプラスされ、色鮮やかな半襟や、レースが施された半襟があります。

重ね襟(かさねえり)

重ね襟(かさねえり)とは、振袖の襟元を華やかにする役割のある布のことです。「喜びを重ねる」という意味を持ち、成人式や結婚式などのお祝いの場にふさわしいとされています。振袖のアクセントカラーとして取り入れられることが多いですが、最近ではラインストーンやパールなどの装飾が施された重ね襟が増えてきました。

草履とバッグ

振袖を着用する際は、通常の靴やカバンではなく、振袖に合う草履とバッグを手配しましょう。振袖に合わせた草履とバッグを揃えることで、統一感のあるコーディネートに仕上がります。以下の記事に、草履とバッグの選び方についてまとめてありますので、ぜひ参考にしてください。

振袖の草履はどんなデザインがあるの?疲れにくい歩き方は?

振袖とバッグの合わせ方!サイズや色を選ぶポイントも

振袖の着付けに必要な小物とは

振袖を綺麗に着付けるには、以下の小物が必要です。

  • 和装用肌着(わそうようはだぎ)
  • 長襦袢(ながじゅばん)
  • 襟心(えりしん)
  • 腰紐(こしひも)
  • 伊達締め(だてじめ)
  • 帯枕(おびまくら)
  • 前板(まえいた)
  • コーリンベルト
  • 補正用タオル
  • 足袋(たび)

それぞれの役割についてご紹介します

和装用肌着(わそうようはだぎ)

和装用肌着(わそうようはだぎ)とは、振袖を着用する際に、一番はじめに身につける肌着のことです。振袖の着崩れや、汗や皮脂などの汚れから守ってくれるため、必ず手配しましょう。

和装用肌着は「肌襦袢(はだじゅばん)」「裾避け(すそよけ)」の上下で分かれているタイプと「着物用スリップ」のワンピースタイプがあります。どちらを手配しても問題はないため、自分が着用しやすい肌着を選びましょう。

長襦袢(ながじゅばん)

長襦袢(ながじゅばん)とは、和装用肌着と振袖の間に着用する肌着のことです。振袖を着用する際は、必ず振袖用の長襦袢を手配しましょう。

振袖用の長襦袢を手配する理由は、振袖は他の着物よりも袖が長いからです。通常の長襦袢だと、袖が短く振袖から飛び出してしまい、だらしなく見えてしまう可能性があります。

もし振袖に合う長襦袢がない場合は、振袖を取り扱っている衣装店などで購入・レンタルするのがおすすめです。

襟芯(えりしん)

襟芯(えりしん)とは、襟元を綺麗に固定できる和装小物です。半襟の内側に襟芯を入れることで、襟が立って綺麗な首元を演出できます。

腰紐(こしひも)

腰紐(こしひも)とは、振袖や長襦袢の着崩れを防ぐために腰回りに使用する紐のことです。また、振袖のおはしょりを作る際にも使用されます。振袖の着付け時には、3〜5本ほど用意しておくと安心です。

伊達締め(だてじめ)

伊達締め(だてじめ)とは、腰紐で固定した上から巻きつける紐のことです。腰紐よりも幅が広く、腰紐の上から巻きつけることで長襦袢や着物をより綺麗に整えられます。振袖の着付け時には、2本ほど用意しましょう。

帯枕(おびまくら)

帯枕(おびまくら)とは帯の形を整えたり、立体感を出したりする際に必要な和装小物です。振袖は華やかなボリュームのある帯結びをすることが多いため、厚みのある帯枕を手配するのが良いとされています。

前板(まえいた)

前板(まえいた)とは、帯のシワを防ぐ役割のある和装小物です。帯を結ぶ際に前側に板を入れることで、シワが寄らずに帯の柄を綺麗に魅せてくれます。帯板(おびいた)と呼ばれることも多いです。

コーリンベルト

コーリンベルトとは、着崩れを防ぐ役割のある和装小物です。襟元をベルトで固定することで、動いても襟が崩れることなく綺麗に振袖を着用できます。なお、コーリンベルトがなくても、振袖は着られます。ただし、美容室などによっては必要とされることもあるため、事前に手配の有無を確認しておくと安心です。

補正用タオル

振袖を美しく着付けるためには、体型を補正するタオルは必要です。各自で手配してほしいと言われることが多いため、事前に準備しましょう。補正用タオルの大きさは、フェイスタオル程度で問題ありません。タオルの枚数は体型によって変動するため、着付けのスタッフに確認すると安心です。

足袋(たび)

足袋(たび)は、草履を履く際に必要な和装用の靴下です。足や足首の大きさに合わせて、自分のサイズに合うものを選びましょう。

自分に似合う振袖の選び方とは

自分に似合う振袖の選び方は、以下の3つです。

  • 好きなテイストで選ぶ
  • パーソナルカラーで選ぶ
  • 体型に合うデザインで選ぶ

それぞれの選び方についてご紹介します。

好きなテイストで選ぶ

自分に似合う振袖を選ぶ際は、好きなテイストで選ぶのがおすすめです。例えば、可愛らしいキュート・ガーリーなテイストがお好みであれば、ベビーピンクやライトブルーなどの淡めの色味を選ぶと良いでしょう。

一方、クール・モード系がお好みであれば、原色のグリーンやパープルなどの濃い色味を選ぶことで、カッコよく振袖を着こなせます。以下の記事では、成人式に人気のあるテイストや色などについてまとめてあります。気になる方はぜひ併せて参考にしてください。

新成人必見!成人式振袖の色、テイスト、レンタル人気ランキングTOP5を紹介

パーソナルカラーで選ぶ

自分のパーソナルカラーを確認したうえで、自分に合う色の振袖を選ぶのもおすすめです。イエローベースの場合であれば、黄味が入った赤やオレンジなどを選ぶと肌馴染みがよく全体が綺麗に見えます。

一方、ブルーベースの場合であれば、青味が入ったピンクやグリーンなどを選ぶことで、透明感がありつつ明るい印象を演出できます。以下の記事に、パーソナルカラーの振袖選びについて詳しくまとめてありますので、ぜひ参考にしてください。

成人式はパーソナルカラーの振袖で可愛く!自分に似合う色の選び方とは

体型に合うデザインで選ぶ

自分に似合う振袖を選ぶなら、体型に合うデザインを選ぶのもおすすめです。例えば、高身長さんの場合は、大きめの柄が入った振袖を選ぶことで、華やかにスタイル良く見せられます。一方、低身長さんの場合は、小ぶりの柄を選ぶことで、全身のバランスがよく見えます。

また、振袖を綺麗に着こなすには、自分の体型に合うサイズ選びが大切です。以下の記事に、振袖のサイズ選びのコツなどをまとめてありますので、ぜひ参考にしてください。

振袖の袖丈・身長のサイズ選びのコツとは?あなたに合ったサイズを解説

振袖を購入・レンタルする方法とは

振袖を購入・レンタルする方法は、以下の4つです。

  • 振袖専門店
  • 結婚式場やホテル
  • フォトスタジオ
  • ネットショップ

それぞれの購入・レンタル方法についてご紹介します。

振袖専門店

振袖専門店では、振袖を取り扱う種類が豊富で、さまざまなデザインを取り扱っているのが特徴です。振袖のレンタルだけでなく購入もできるため、成人式のほかに、卒業式や結婚式などのシーンにも着用したい方におすすめです。また、振袖用の小物も多く取り扱っているため、小物だけの購入・レンタルができる店舗もあります。

ICHIKURAでは、振袖の購入・レンタルだけでなく、ママ振・姉振をお持ちの方に向けた小物の購入・レンタルも可能です。詳しい内容は以下のURLよりご確認ください。

ママ振袖プラン |一蔵【公式】

結婚式場やホテル

結婚式で振袖を着用する場合は、結婚式場やホテルの提携先の衣装店にて振袖のレンタルが可能です。振袖を着用する日に合わせて試着をおこなえたり、事前にサイズを確認したうえで、振袖を見立てて予約できたりする場合もあります。

ただし、振袖専門店のように振袖の種類は豊富ではありません。結婚式の人気シーズンには予約が埋まっている場合もあるため、事前にレンタル可能か確認しましょう。

フォトスタジオ

前撮り・後撮りで振袖を着用する場合は、フォトスタジオにて振袖のレンタルが可能です。基本的に、撮影当日に振袖や小物を選ぶことが多いため、事前に試着・小物選びをすることはありません。また店舗によっては、成人式や結婚式当日のレンタルは受け付けていない場合もあるため、レンタル方法について事前に確認が必要です。

ネットショップ

最近ではネットショップにて、振袖を購入・レンタルが可能です。試着をしない分、購入・レンタル費用を抑えられます。ただし、自分でサイズを測る必要があったり、受け取りに時間がかかったりするため、余裕を持った手配が必要です。

振袖の疑問に関するQ&A

これまで振袖に関する基本情報をご紹介しましたが、振袖の購入・レンタルをするにあたって、疑問に思うことはまだまだ多いのではないでしょうか。本章では、振袖に関するさまざまな疑問についてQ&A方式でご紹介します。

Q振袖は何歳まで着られますか?

A.未婚女性の場合は、一般的に30歳くらいまで振袖の着用はOKとされています。それ以降の年齢になると、振袖の鮮やかな色合いや華やかさが年齢に合わなくなるため、振袖の着用は避けるのが無難です。色留袖や訪問着など、落ち着いた色合いの着物を選びましょう。

Q成人式は振袖ではなく普通の着物でもいい?

A.成人式の服装は厳密に定められているわけではないため、振袖ではなく、訪問着での参加でも問題ないとされています。ただし、厳かな式典であるため、カジュアルな着物は避けましょう。

Q男性用の振袖もある?

A.振袖は女性用の着物であるため、男性用はありません。成人式で男性が和服を着用する際は、羽織袴が一般的とされています。

Q中振袖に袴を合わせてもいい?

A.専門学校や大学の卒業式などの場合は、中振袖に袴を合わせてもOKです。最近では、成人式のために購入した中振袖を、卒業式で袴と合わせて着用する方も増えています。

Q成人式の振袖選びはいつから?

A.成人式の振袖選びは、成人式をおこなう2年前から選ぶのがおすすめです。早い方だと、高校3年生の春〜夏ごろに試着をおこない、振袖を予約する方もいらっしゃいます。自分のお気に入りの1着を選びたいなら、早めに準備するのがおすすめです。

まとめ

振袖とは、未婚の女性が着用する第一礼装(格式の高い衣装)のことで、現在では、成人式や結婚式などのお祝いの場に着用されています。振袖の種類は「大振袖」「中振袖」「小振袖」の3つに分けられ、格式や着用シーンが異なるのが特徴です。

自分に似合う振袖を選ぶ際は、好きなテイストやパーソナルカラーで色味や柄を選ぶのがおすすめです。また、体型によってスタイルが良く見えるデザインが異なるため、振袖を綺麗に着こなしたい方は、体型に合う振袖を選びましょう。

ICHIKURAでは、成人式などにぴったりな振袖の購入・レンタルが可能です。振袖の知識が豊富なスタッフが、初めての振袖選びをサポートします。試着予約はWEBより可能なため、ぜひお気軽にお越しください。